鹿児島県の口永良部島では、10月27日(日)21時33分に新岳火口付近の浅いところを震源とする規模の大きな地震が発生しました。
火山活動が高まった状態となっているものとみられ、今後、新岳火口から概ね2kmの範囲、及び向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
気象庁は28日(月)0時15分に火山情報(噴火警報)を発表し、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)から噴火警戒レベル3(入山規制)に引き上げて、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に対して警戒を呼びかけています。
防災上の警戒事項等
新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火警戒レベル3は約4か月半ぶり
口永良部島では2015年の規模の大きな噴火により噴火警戒レベル5が発表されて以降、レベル2からレベル4の間で警戒レベルが上下していました。
直近では、今年6月に噴火警戒レベルが3から2に引き下げられていて、レベル3が発表されるのは約4か月半ぶりとなります。
ウェザーニュース
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