石川県は8日、金沢市内の大型体育館「いしかわ総合スポーツセンター」(同市稚日野町)に避難施設を開設した。被災地外のホテルや旅館を活用した「2次避難所」の準備が整うまでの間を過ごす「1・5次避難所」だ。高齢者や障害者、未就学児のいる家族を中心に受け入れる。
メインアリーナには、広さ約4平方メートル、高さ約2メートルのテントが231個並べられた。中では大人2人までが過ごす想定で、マットや毛布を用意。新型コロナウイルスやインフルエンザの感染者が過ごす別室も設けた。看護師が24時間常駐する。
初日の8日は雪や被災者の体調不良などでキャンセルがあったが、午後6時までに15人を受け入れた。受け入れ前に視察した馳浩知事は報道陣の取材に「避難所の劣悪な環境を少しでも改善したい」と話した。(西田有里、佐藤道隆)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル