能登半島の7市町で、少なくとも約5千棟の建物が地震の被害を受けたと推計されることがわかった。測量大手「パスコ」が、フランスの地球観測衛星の画像から判読した。このうち、36%にあたる数の建物は全壊のような激しい被害を受けたとみられる。判読できたエリアは一部だけで、被害数はさらに増える可能性がある。
パスコは、2日に撮影された衛星画像から、建物が壊れていたり、瓦が落ちたりしている建物を目視で1棟ずつ判読。被害があった建物を数えたところ、4865棟あった。このうち1765棟は、倒壊などの著しい被害だったという。
衛星画像が撮影できていないエリアもあることから、パスコは「すべての被害を抽出したものではない」としており、実際の被害数はさらに多いとみられる。
公開された解析結果から、被…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル