地産地消にこだわり、埼玉県産のお酒や食材を客に提供し、魅力を発信するバーがさいたま市大宮区にある。「The Bar Vieux Carre(ザバーヴューカレ)2」だ。2月1日で1周年。昼は生産地を飛び回り、夜はバーカウンターに立つ店主の山下泰裕さん(38)に話を聞いた。
――地産地消にこだわる理由は
2018年に大宮で1店目のバーをオープンしました。ウイスキーとジンの品ぞろえにこだわった店ですが、埼玉産の果物や野菜を使った自家製ジンやカクテルも好評でした。私も春日部市出身ですし、お酒も料理も「埼玉県産」のバーをつくりたいと思うようになりました。
――埼玉県のお酒にはどんなものがありますか
メニューに載せているウイスキーやワイン、ビール、日本酒は全て県内で生産されているものです。常にそれぞれ4~5種類ずつ置いています。川越市のジンや、秩父市のミード(蜂蜜酒)もあります。県内外の方に、埼玉が多様な酒の産地だと知っていただけたらうれしいです。
――埼玉県の食材をどのように使っていますか
今は秩父市のゆずや狭山茶を使ったカクテル、嵐山町のラベンダーや加須市の葉わさびを漬け込んで香りを移したジンなどがあります。寄居町のキウイや、越生町の梅、熊谷市のブルーベリーなど、季節ごとに旬の食材を生かすように心がけています。料理に使う肉や野菜や、しょうゆ、みそも県内産です。
――埼玉の食材に注目したきっかけは
1店目のバーは雑居ビルの5…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル