能登半島地震の発生から「四十九日」にあたる18日、石川県珠洲市宝立町鵜飼の妙厳寺(みょうごんじ)で、地震の犠牲者らの法要が執り行われた。
寺の本堂は地震で倒壊したため、住職ら家族が生活していた庫裏(くり)の中で、寺の関係者だけで厳かに営まれた。
法要を務めたのは武内亨(たけのうちとおる)住職(57)と、弟の武内現(あきら)副住職(47)。武内住職は、自身も被災し、避難生活を送っている。法要は「寺として当然の務め」とし、「本来、自分の心に区切りをつける意味のある四十九日。今回の地震で傷めた心に区切りをつけるのは難しいが、過去には戻れないので、半歩でも進んでいきたい」と話した。(金居達朗)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル