日韓両政府は、今月中旬に河野太郎防衛相と韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相の個別会談をタイ・バンコクで行う方向で最終調整に入った。実現すれば朝鮮半島情勢に加え、韓国政府が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決定した問題について協議する。
16日から19日にバンコクで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)の拡大国防相会議に合わせて会談する。公式会談は昨年10月、非公式会談も今年6月が最後で、河野氏就任以降は行われていない。北朝鮮が5月以降に弾道ミサイルを12回発射するなど脅威が高まる中、両政府は安全保障協力を確認する必要があると判断した。
ただ、韓国がGSOMIA破棄の方針を改める見通しは立っていない。韓国側の意向で非公式会談となる可能性もある。バンコクでは日米韓3カ国の防衛相会談も開催される方向だ。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース