米国が太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁で行った核実験で島民や漁船員らが被曝(ひばく)したビキニ事件について、日本とマーシャルの生徒がオンラインで交流しながらサイトを作った。1954年3月1日の水爆実験からまもなく70年。風化が進む「核の記憶」の共有と継承を、国境を超えて進めている。
「身近にいる人たちと核や気候の話になりますか」。月1、2回行っているオンライン会議。神奈川学園中学・高校(横浜市)の生徒が質問を投げかけると、首都マジュロにある私立コープスクールの生徒が「学校で働く人や親戚の人に話を聞きました」と答えた。
核被害、オンラインで発表し合う
両校の交流が始まったのは4年前。最初は手紙、そしてオンラインでつながった。互いの国で起きた核被害について調べて結果を発表し合う。その成果を「デジタルアーカイブ」(marshall.reearth.io)にまとめた。
サイトを開くと地図が広がる…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル