太平洋・マーシャル諸島に通い続ける日本人ダイバーがいる。美しい島が気候変動と放射能汚染に苦しむ様子を前に、「世界が直面する問題の縮図のような場所だ」と感じている。
2日、首都マジュロにあるエジット島。神奈川県葉山町から訪れた、プロダイバーで環境活動家の武本匡弘(まさひろ)さん(68)が、海岸沿いを歩いた。
辺り一面でサンゴ礁が死んでいた。気候変動による海面上昇で、海岸線が侵食され、白い砂浜はなくなっていた。貿易風が吹きつけ、波が立つ。
「恵みを与えてくれた海が、生活と命を奪おうとしている。波のザアーって音に恐怖を感じる」
北海道小樽市出身。両親は第…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル