老神温泉（群馬県沼田市利根町）の老舗旅館「吟松亭（ぎんしょうてい）あわしま」（津谷（つたに）弥（わたる）代表）の総支配人に、ミャンマー人女性のヌンネイパーさん（31）が就任した。来日して9年目、フロント係から抜擢（ばってき）された。流暢（りゅうちょう）な日本語で「また来たいと思ってもらえる温かい宿にしたい」と張り切っている。
ヌンさんは少数民族のチン族で、ミャンマー北西部の町カレーミョで生まれた。5人きょうだいの長女という。同国の大学を卒業し、シンガポールで働いていたときに日本の文化について触れる機会があり、関心を持った。ミャンマーの日本語学校で半年学び、2015年10月に来日した。
都内の日本語学校で学び、静岡県熱海市の旅館で働いた後、20年7月にあわしまに入社した。在留資格は「技術・人文知識・国際業務」を持つ。
あわしまは1960年に開業…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル