愛知県阿久比町の民家付近で住人の男性(52)の遺体が見つかった事件で、愛知県警は、強盗殺人などの疑いで逮捕・起訴された大谷将也容疑者(38)について、現場近くのコンビニエンスストアでの強盗致傷容疑で再逮捕し、18日発表した。黙秘しているという。
県警によると大谷容疑者は1月8日午前3時40分ごろ、半田市南大矢知町3丁目のコンビニで50代の女性店員に刃物を突きつけ、現金約8万9千円を奪った疑いがある。その際、店員が右手にけがをした。コンビニと民家は約1キロの距離にある。
県警などによると、コンビニから出てきた大谷容疑者を居合わせた新聞配達員がバイクで十数メートル追いかけた。男が向き直って間合いを詰めてきたためバイクを置いて逃げたところ、男にバイクを奪われた。そのまま数百メートル逃走したとみられ、バイクは三差路に乗り捨てられているのが見つかった。車に乗り換えて逃走したとみられる。
一連の事件は1月12日に大谷容疑者が知人の30代女性を車内に監禁した疑いで静岡県警に逮捕されたことで発覚。情報提供を受けた愛知県警が阿久比町の民家で派遣社員林治彦さんの遺体を発見した。防犯カメラ映像などから大谷容疑者のコンビニ強盗への関与も浮上した。
起訴状などによると、大谷容疑者は昨年12月11日ごろに林さん方に金品を奪う目的で侵入。林さんに見つかったため首を絞めて殺害して運転免許証などを奪い、遺体を民家近くの雑木林に遺棄したという強盗殺人や死体遺棄などの疑いで逮捕・起訴されていた。
大谷容疑者が静岡県警に留置されていた際に逃走を図っていたことも判明。逃走についても在宅で捜査する方針だという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル