沖縄県豊見城(とみぐすく)市の小学4年の男児(当時9)が2015年10月に自死したことをめぐり、両親が「同級生らのいじめが原因で自死した」などと訴え、市に損害賠償を求めた訴訟が25日、福岡高裁那覇支部(三浦隆志裁判長)で和解した。
双方によると、市側が両親に対し、和解金130万円を支払う▽男児がアンケートで被害を訴えていたのに、個別対応をしなかったことを謝罪する▽いじめ防止対策の強化に向けた取り組みを進める――という内容で合意したという。
昨年3月の一審・那覇地裁判決によると、男児は15年5~10月、同級生から小学校でズボンを下ろされたり、うそを言いふらされたり、後ろから押されて後頭部を打ったりするいじめを受けた後、自死した。
一審判決は、これらのいじめ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル