小林製薬(大阪市)の紅麴(こうじ)原料を使用したサプリメントが原因と疑われる健康被害が相次いでいる問題で、立憲民主党の岡田克也幹事長は2日の記者会見で「問題があった時にすぐ対応できる仕組みがないのは問題だ」と述べ、機能性表示食品の制度見直しを検討すべきだとの認識を示した。
同制度は、当時の安倍晋三首相による規制緩和の一環で2015年に創設されたが、健康被害の国への報告は義務化されていない。小林製薬が国に報告するまで2カ月超かかっており、立憲が2日に開いた会合では「報告を義務化していれば被害拡大を防げた」「法改正を早急に検討すべきだ」などの意見が出た。(大久保貴裕)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル