自民党は派閥の裏金事件をめぐり、安倍派、二階派計39人を処分した。安倍派の参院側トップだった世耕弘成前参院幹事長(和歌山選挙区)は8段階ある処分のうち2番目に重い離党勧告を受け、離党届を提出した。二階派会長を務める二階俊博元幹事長(衆院和歌山3区)は、次期衆院選への不出馬を表明したため、処分は見送られた。
和歌山県内の議員や首長らには、今後の選挙戦や県政への影響は避けられないとの見方が広がっている。
世耕氏への処分を受け、山下直也・県連幹事長は4日夜、「重く受け止め、信頼回復に向けて一層真摯(しんし)に努めてまいるところです」とのコメントを発表した。
世耕氏からの電話、町長が告げたのは
ある県連幹部は「国民が納得せず、党も処分せざるを得なかったのだろう。参院幹事長という重い立場の中で責任をとる発言がなかった」と述べた。参院政治倫理審査会での世耕氏の答弁について、県議の一人は「知らん、知らん、というのはいかがなものか。本人が責任者だ」と批判した。
県町村会長の岡本章・九度山…
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