愛知県岡崎市で去年8月、知人の男性を殺害した罪などに問われている男の裁判で、検察側は「危険かつ残虐な犯行」として懲役22年を求刑しました。
豊橋市の無職・高橋律行被告(58)は去年8月、岡崎市橋目町の住宅でこの家に住む知人で、会社員の生田好男さん(当時53)を結束バンドで縛って首や腹をナイフで刺した殺人などの罪に問われています。
これまでの裁判で、高橋被告は「殺意を持っていたわけではない」と起訴内容の一部を否認していました。
8日、名古屋地裁岡崎支部で開かれた裁判員裁判で、検察側は「事前にナイフと結束バンドを用意し、両手足を縛り付け抵抗が困難な状態で首と腹を複数回刺した」と、計画性と強い殺意があったとして懲役22年を求刑しました。
一方、弁護側は「ナイフと結束バンドは護身用に用意していた。首を切ったのは生田さんにナイフを奪われると思ったから」と、懲役10年が妥当と主張しました。
判決は11月14日に言い渡されます。
東海テレビ
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