千葉県警で懲戒処分以外の「監督上の措置」に位置付けられる訓戒処分のうち、パワーハラスメント(パワハラ)による処分が不適切な異性交際と並び、昨年1年間で最多の19件だった。朝日新聞の情報公開請求でわかった。
警務課は部下が上司を評価する「360度評価」について、昨年12月の試験導入後に一定の効果があったとして、2024年度中に全所属で本格導入する。警察組織の上下関係が見直される機会になる。
県警によると、23年1~12月に出した懲戒処分は19件。発表しない訓戒処分は104件で、うち、業務中に部下に暴言をはくなどのパワハラは19件あり、訓戒の中で最も重い本部長訓戒が2件あった。所属長級の警視の処分も3件あった。
監察官室によると、パワハラの認定は一般的な基準に照らし、①言動の内容②受け手の身体的・精神的ダメージ③職場環境への影響――などを判断材料にする。
基準を厳格化
前後の文脈を考慮せず、「バ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル