実験室で、骨を化石化できないだろうか。千葉県柏市にある「手作り科学館Exedra(エクセドラ)」で学ぶ子供たちが昨年度、こんなテーマに挑戦した。25年前の論文に触れ、実現に家庭用流しそうめん機を使うという想像力を発揮した。
林怜央(れお)さん(10)=現在小5=、黒沢健太さん(12)=同中1=、三前龍也さん(12)=同=の3人が取り組んだ。
化石には様々な種類があるが、そのうちの一つが、木の化石の「珪化(けいか)木」。地下水に溶け込んだケイ酸(シリカ)成分が木の組織に染み込み、長い年月をかけて結晶化して、やがて木の組織全体がシリカに置き換わって化石になったものだ。
25年前の論文に着目
市民が運営するエクセドラの羽村太雅館長が、25年前の1本の論文に着目したのをきっかけに、骨の化石化を目指した。
富山県の山中で、木片の化石…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル