和歌山県の近大新宮中学校1年の吉良和子(わこ)さん(13)、佳子(かこ)さん(13)の双子姉妹が、中学生を対象にした「税についての作文」(全国納税貯蓄組合連合会、国税庁主催)でそろって賞を受賞し、14日に新宮市であった「納税表彰並びに感謝状贈呈式」で賞状を受け取った。2人は「作文を書くにあたって税の大切さを学んだので、立派な社会の一員として納税していきたい」と話した。
姉の和子さんは「税のあり方を考える」の題で県租税教育推進連絡協議会賞、妹の佳子さんは「国を支える力」の題で県納税貯蓄組合総連合会会長賞を受賞した。作文は学校の夏休みの課題だったという。自宅の同じ部屋で机を並べる2人だが特に相談はせず、それぞれ税について調べ、感じたことをまとめた。
2人はこの日の表彰式で、納税協会の役員らを前に受賞作を朗読した。取材に対し和子さんは「税は人の命を救い、高齢者の暮らしを支えている。誇りをもって納税をしていきたい」と言い、佳子さんは「税は勝手に取られると思っていたが、学習したので気持ちよく納めることができると思う」と話した。(東孝司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル