巨大な俵を転がしてタイムを競う「玉名大俵(おおたわら)まつり」が23日、熊本県玉名市であった。近代まで米俵を転がして市内の菊池川から積み出した歴史にちなむ風物詩で、市などでつくる実行委員会が主催。晩秋の好日、参加者は汗だくで走った。
大俵は円柱状の芯に麦わらを巻き付けたもので、直径2・5メートル、長さ4メートル、重さ1トンと迫力がある。
決勝は、最後に坂道が待ち構える計250メートルのコース。32チームが出走し、熊本市東区から初めて参加した友人グループが優勝した。代表を務めた公務員の山部広和さん(33)は「足がパンパンで、シューズの底もはがれました。また来年も参加したい」。(田中久稔)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル