行方不明になっていた大阪市住吉区の小学6年の女児(12)が栃木県内で無事に保護されたことを受け、この約1週間、不安を募らせていた近所の住民や知人らは安(あん)堵(ど)の表情を浮かべた。
「良かった」。女児が通っていたそろばん教室を経営する男性(78)は、女児が保護されたとのニュースを見て、思わず声が漏れた。今年2月ごろまで教室に通っていた女児は、週に3回以上は顔を出すなど熱心に練習していたという。「とにかく心配だった。なぜ、どうやって栃木に行ったのか疑問は多いが、生きてくれていてよかった。また笑顔を見せてほしい」。男性は胸をなで下ろした。
女児が行方不明になって以降、女児が通う小学校では職員が同行しながら集団下校したり、地域住民と連携して通学路を巡回して見守りを強化するなど、緊張感が高まっていた。
娘が女児と同級生という近所に住む女性(32)は「子供を外に出すのも怖かった。娘も落ち着かない様子だったので、無事で良かった。また、元気な姿を見せてほしい」と話した。
ただ、女児は保護された際、「男の家から逃げてきた。もう1人、女の子が家にいる」と説明していることもあり、近所の70代女性は「複数の女児が事件に巻き込まれていた可能性があると思うとぞっとする」と声を震わせていた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース