囲碁の芝野虎丸名人(20)が29日、井山裕太四冠(30)から七大タイトルの一つ、王座を奪取した。10月に史上最年少名人になった芝野は二冠と躍進した一方、井山は三冠に後退。2度にわたる七冠独占など、長らく「井山1強」時代が続いた日本囲碁界は、大きな転換点を迎えている。
芝野の2勝1敗で迎えた第67期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第4局は、愛知県蒲郡市で打たれ、午後6時51分、282手で白番半目勝ちで決着した。
芝野は19歳の10月、七大タイトル初挑戦の名人戦七番勝負で当時名人の張栩(ちょうう)九段(39)を破り、初の10代名人になったばかり。今年の戦績は47勝16敗で、勝ち星は全棋士中トップ。3年連続最多勝が視野に入る。
井山は名誉王座の資格がかかっ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル