クリスマスに合わせて、生活が苦しい家庭や被災地、闘病中の子どもに本を贈る「ブックサンタ」の活動が広がっている。名古屋市内のホテルでは、プレゼントする絵本の代金を含んだ宿泊プランを始めた。宿泊客は10冊の絵本の中から贈りたい本を選ぶだけで、クリスマスイブに子どもたちに絵本を届ける「サンタクロース」になれる。
ブックサンタに取り組むのは、「名古屋駅前モンブランホテル」(名古屋市中村区名駅3丁目)と「名古屋伏見モンブランホテル」(同市中区栄2丁目)。名古屋駅前モンブランホテルで副支配人を務める山内佑介さん(40)が、ブックサンタの活動に興味を持ち、「お客さんと一緒にできたら」と会社に提案した。同ホテルは法人アンバサダーとして活動に協賛することにした。
ブックサンタを主催するNPO法人「チャリティーサンタ」の協力を得ながら、新たな宿泊プラン「ブックサンタ×モンブランホテル☆あなたの想(おも)い(絵本)をサンタクロースが全国の子どもたちに届けます♪」をつくった。
宿泊プランからプレゼントできる本は、「どんなにきみがすきだかあててごらん」「ふゆのよるのおくりもの」「100にんのサンタクロース」「ノンタンいたいのとんでけ~」など10種類から1冊を選ぶ。
山内さんの3人の子どもやスタッフの意見を参考にして決めた。最終日の23日までに40人以上がこのプランで宿泊する見込みだ。利用者は年齢や性別もさまざま。絵本はブックサンタに参加する書店を通じて届けられる。
山内さんは「絵本が子どもに届…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル