昨年末に日本から逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)罪などで起訴=の記者会見が8日午後3時(日本時間同10時)、レバノンの首都ベイルートで始まった。逃亡後、公の場での初めての発言で前会長が何を語るのか。世界中のメディアが、会見場の周辺に詰めかけた。
ゴーン前会長は濃色のスーツに白いシャツ、明るい色のネクタイ。険しい表情で会見場に入った。
会見に出席しているのは12カ国の報道機関約60社とされる。前会長側が選別したという。会見場の周辺には、出席できないメディアを含め、開始前から100人以上の報道関係者が集まった。会見開始の約1時間半前から、事前に登録された記者の名前が読み上げられ、手荷物の検査を受けたうえで会場入りした。
朝日新聞も参加が認められた。朝日新聞は、ゴーン前会長が一昨年11月に逮捕された直後から取材を申し入れてきた。
ゴーン前会長は、日本で起訴されている特別背任などすべての嫌疑を全面的に否認し、反論する準備をしてきた模様だ。また検察による取り調べや、身柄拘束時に受けた扱いへの不満のほか、自らが捜査対象とされた背景についての見解を示すとみられる。
ゴーン前会長はレバノン入国後…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル