7月に開幕する東京五輪・パラリンピック期間中の交通対策として、大会組織委員会は10日、路面表示や看板のデザインなどを公表した。国立競技場など都心部の会場周辺に設ける専用レーン(計4・3キロ)には実線、優先レーン(計19・8キロ)には破線をピンク色で引く。警察も青色の標識を設置し、道路交通法に基づいて規制。大会関係以外の車が通ると、切符を切られる可能性がある。
組織委は「従来の路線バスなどの優先、専用レーンと同じ考え方だ」と説明している。適用期間は検討中。
大会関係車両が通る道路は、専用レーン、優先レーンを設けない全国の高速道と一般道を含めると、合計1300キロ以上に及ぶ。組織委は「五輪ルートネットワーク(ORN)」と名づけ、約3400カ所にピンクの看板や路面表示を設けて「大会期間中は車の利用を控えて欲しい」と呼びかける。期間中にはこのほか、都内の首都高の料金を日中は1千円上乗せする「ロードプライシング」なども実施予定。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル