みなさんは自分が生きていくのに必要なものがどれくらいあるか考えたことがあるだろうか? そして普段、どれくらいたくさんの“モノ”に囲まれて暮らしているだろうか?
かつては余計なものが溢れる家で、暮らしていたというバンライファーの菅原恵利さん。
軽自動車ハスラーで夫婦で生活するようになって考えた、本当に必要なモノをハフポスト日本版に寄稿した。
みなさんは普段、どれくらいたくさんの“モノ”に囲まれて暮らしているだろうか? そして、それは本当にあなたにとって必要なモノなのだろうか?
かくいう今の私は、“ミニマリスト”だ。
とにかく「余計なモノは持たない」をテーマに、必要最低限の少ない荷物だけで身軽な暮らしをしている。私の荷物、を全部まとめてパッキングしたら、大きめのキャリーケース1つに集約されるほどコンパクトだ。
なぜなら、今私たちの「家」は軽自動車ハスラーで、積める荷物の量に限りがあるからだ。
余計なものにあふれた部屋で暮らしていた
もちろん私にも「余計なモノ」ばかりと共存していた時期はあった。独身時代のある日のこと。一人暮らしの家に帰宅して、部屋に明かりが灯されたとき、そこには絶望的な景色、ある意味”絶景”が広がっていた。やんちゃな子犬が部屋で大暴れでもしたのかと思うくらい、とんでもない散らかり様だ。朝、髪の毛をふり乱しながら身支度をして家を出た痕跡がそこには残っていた。
よく”部屋の状態は心の状態”と言うけれど、まさに「その通り!」と、白目をむきながら答えざるを得ない。その頃の私は人生いろいろあって、心の中もぐちゃぐちゃだった。
押入れの中なんて、本当に必要なのかを考えることも放棄して、見なかったことにしたいモノの墓場のよう。
私は、呆然とした。これじゃ彼氏ができても、家に呼べん。どうにかしなくては、いつまでたっても婚期を逃しつづけそう。そろそろ、どうにかしなくては。
そんな不安を一つずつ取っぱらうために、私はそれから容赦なく「余計なモノ」を捨てていくことにしたのだ。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース