現行制度では今年が最後となる大学入試センター試験が18日、全国の689会場で始まった。志願者数は前年より1万9131人少ない55万7699人。日程は19日までの2日間で、初日は地理歴史・公民、国語、外国語が行われた。受験者数が多い外国語の筆記には全志願者の93・1%に当たる51万9303人が受験した。一方、係員の対応ミスや蛍光灯が切れるアクシデントなどにより、4会場で最大2時間15分の繰り下げ措置が取られた。
この日は東日本の各地で気温が低く、東京では雪まじりの寒い一日となった。東京都文京区の東京大本郷キャンパスでは、受験者が試験直前まで参考書などを読み込む姿もみられた。
センターによると、名古屋市の愛知県立天白(てんぱく)高校の会場では、遅れて到着した受験者2人への対応を担当職員が誤り、2時間以上繰り下げて別室で受験させる措置を取った。
このほか、東京経済大の会場(東京都国分寺市)の一室では国語の試験前に蛍光灯が切れ、202人が25分遅れで別室で受験した。
初日は志願者数の9割超が受験した外国語のほか、国語は89・3%の49万8200人、地理歴史・公民は80・8%の45万584人が受けた。
センター試験を利用する大学は年々増え、今年は過去最多の706校に上る。内訳は国立82校、公立91校、私立533校。このほか短大も公立13校、私立139校の計152校が利用する。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース