36人が亡くなった京都アニメーションの放火殺人事件の現場となった第1スタジオ(京都市伏見区)で22日、建物本体の解体工事が始まった。工事は4月下旬まで続く見通し。
第1スタジオは鉄筋コンクリート造り3階建て。今月7日から内装の解体作業を始めていたが、22日朝から、重機で屋上部分のコンクリートが取り壊された。
解体後の跡地利用は決まっていない。遺族の一部には慰霊碑を求める声がある一方、地元町内会は、不特定多数の人が訪れる公園や慰霊碑などを造らないよう求めている。京アニの代理人弁護士は「ご遺族や地元その他関係者とも協議し、諸般の事情を総合的に考慮の上、判断させていただきたい」としている。(向井光真)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル