MBSニュース
多額の金品を受け取った関西電力の幹部らに対し、賠償を求める訴訟を起こすよう個人株主らが関電に求めていた問題で、関電は23日、現時点で提訴しない考えを明らかにしました。
関西電力をめぐっては八木誠前会長や岩根茂樹社長など役員ら20人が、福井県高浜町の元助役から約3億2000万円相当の金品を受け取っていたことが分かっています。関西電力の株主5人は株価下落などで関西電力に損害が出たとして、八木前会長ら5人に約54億円を賠償させる訴訟を起こすよう関電に求めていました。関電は23日、「現時点で訴えを提起すべきとの判断に至っていない」との見解を示し、今後、第三者委員会の調査報告書を待って最終的に判断するとしています。
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