奈良公園に高級ホテルを建設する県の計画を巡り地元住民が建設の差し止めを求めていた裁判で奈良地裁は、訴えを退けました。
この裁判は、奈良県がことし春の開業を目指している奈良公園内の高級ホテルを巡り、地元住民などが「巨大で近代的な建物は周辺の歴史的風土と合わず県が許可を出したことは裁量を逸脱している」などとして、建設の差し止めを求めていたものです。
奈良地裁は県がホテルの設置許可を出したことについて、「一般行政上の行為で管理を怠っていると言えず、建設を止める義務は生じない」と判断しました。その上で、「奈良公園の財産的価値が減少したことを認められる証拠はない」として住民の訴えを退けました。
奈良県は「県の主張が認められたと考えております」としています。
MBSニュース
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