日本音楽著作権協会(JASRAC)は3日、2019年度に徴収した著作権料が1157億円に上り、過去最高となる見込みになったと発表した。フェイスブック(FB)社と契約を結ぶなど、成長するインターネット分野からの徴収に力を入れ、コンサートでの徴収も好調だったという。
JASRACによると、19年度徴収額の推計値はネット関連が205億円で、徴収額全体が過去最高だった07年度の約2・5倍に伸びた。動画投稿サイトや定額制音楽配信(サブスクリプション)での楽曲利用が好調だという。
グローバル企業との契約も順調で、フェイスブックやインスタグラムの投稿動画で使われた楽曲の著作権料をFB社が支払う契約を新たに結んだ。
数百人収容の公民館といった小規模な施設でのコンサートからの徴収も強化し、「演奏」分野が314億円と07年度の約1・2倍に上った。
一方、CDなどの「録音・レン…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル