新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国・武漢市から帰国した約180人が一時滞在していた千葉県勝浦市の勝浦ホテル三日月で16日、館内の消毒作業が報道陣に公開された。
ホテルには1月29日~2月13日に武漢からの帰国者が滞在した。15日から国の費用で、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムを使い分けて15人態勢で消毒している。
16日は、内閣官房の山口英樹内閣審議官と、消毒を実施する公益社団法人日本ペストコントロール協会の茂手木眞司・事務局長が、消毒の終わった部屋を案内し、作業の手順を見せた。
作業は2人1組で実施。陽性の人がいた部屋は防護服などを着用し、布団や畳なども消毒後に取り換える。「念には念を入れての処置」という。陰性の人がいた部屋は、通常の消毒時と同様にマスクと手袋をつけて作業する。
消毒は21日に終わる予定。その後、ホテルも独自に清掃をし、3月1日から営業を再開する。(稲田博一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル