山口県下関市と韓国釜山市を結ぶ「関釜(釜関)フェリー」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、旅客船の運航を休止している。当初は15日から再開する予定だったが、政府の韓国からの入国制限を受け少なくとも今月末まで延長する方針だ。
関釜フェリーは日本初の国際定期フェリーとして1970年に就航。日本籍船「はまゆう」と共同運航する韓国籍船「星希」が交互に行き来している。同社によると、韓国人の利用者が約8割を占める。日韓関係の悪化を受け、昨年の乗客数は前年比約2割減の約16万2千人に落ち込んでいる。
同社は1日から旅客船の運航を休止。一方、貨物船としての運航は通常通り行っている。同社の上野英俊営業部長は「感染症拡大防止のためやむを得ない判断。一日も早く再開させたいが、韓国でも感染者が増え続けており終息のめどが立たない」と話している。
中国新聞社
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