将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)の2019年度最後の公式戦が31日、大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。第91期ヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催)の決勝トーナメントの準々決勝で、関西の強豪、菅井竜也(たつや)八段(27)と対戦。勝者は、渡辺明棋聖(35)=棋王、王将と合わせて三冠=への挑戦権獲得まで、あと2勝に迫る。藤井七段が挑戦者になれば、将棋界のタイトル挑戦の最年少記録(17歳10カ月)を更新する可能性がある。
対局開始前の振り駒で先手番は藤井七段に決まった。対局は定刻の午前10時に始まった。持ち時間は各4時間。終局は夜になる見通し。
将棋タイトル戦の最年少挑戦記録は、屋敷伸之九段(48)が四段時代の1989年12月、第55期棋聖戦で挑戦した際の17歳10カ月24日とされる。
拡大する将棋の第91期ヒューリック杯棋聖戦の決勝トーナメント準々決勝での藤井聡太七段(左)との対局で後手番となり、2手目を指す菅井竜也八段=2020年3月31日午前、大阪市福島区の関西将棋会館、佐藤圭司撮影
現在は棋聖戦は例年、6~8月…
【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル