「電車なのに自転車操業」と言ってはばからず、「マズイんです! 経営状況が…」と「まずい棒」を売り出すなど自虐ネタで知られる銚子電鉄(千葉県銚子市)が新型コロナウイルスの直撃で、本当にマズイ状況になっている。
【写真】社運をかけて20日から発売するサバイバルマスク。護摩だきをして祈願した
観光客が8割を占める鉄道は閑散。もうひとつの柱である「ぬれ煎餅」や「まずい棒」も観光客激減で大苦戦。ユニークな企画で経営危機に立ち向かってきた銚電が大ピンチだ。
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銚電は「電車を止めるな!」という超C(銚子)級映画を製作している。7月に試写会を開き、その後、公開の予定だったが、コロナ禍で全く見通せなくなった。製作費300万円で興収30億円の大ヒットとなった「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)にあやかり、竹本社長、柏木取締役ら総出演で、興収による変電所改修費捻出を狙っていた。変電所の耐用年数は一般的には約20年だが、銚電の変電所は40年を超えている。改修費は約2億円。捻出できないと、まさに「電車が止まる」(柏木取締役)のだという。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース