マスク不足に対応するため、革製マスクホルダーを開発した香川県のかばん職人が27日、日刊スポーツの取材に応じた。高松市のかばんメーカー「カワニシカバンプロダクト」は、革製のマスクホルダーを製作。キッチンペーパーやハンカチなどを挟んで、マスク代わりにできる。
開発のきっかけは、代表の川西功志さんが、友人から「マスクがなくて困っている」と相談を受けたことだった。誰でも簡単にマスクを作れるような折り方、適度なサイズを模索。友人が試作品を使用するなかで、汚れがつきやすいという問題点があがったが、洗えるレザーがあることを思いついて改善した。
川西さんは「『おしゃれ』という声が多くて、かばん屋としてはうれしいです。使いやすいという声もあります」と語る。多いときで1日に100件の注文があったという。友人にも手伝ってもらい、5~6人で製作。現在はインターネット上でのみ販売を行っている。「(インターネットを使わない)おじいちゃんや、おばあちゃんたちにも、どうやったらお届けできるかを検討しています」。誰もがマスクを手にできるように、考えをめぐらせている。【南谷竜則】
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース