天皇陛下は1日、即位から1年を迎えられた。昨年5月以降、「立皇嗣(りっこうし)の礼」を除く一連の代替わり儀式を終え、皇后さまとともに11府県(静養を除く)の地方訪問もご実現。被災地にも足を運ぶなど、着実に象徴天皇としての公務を果たされている。
陛下は即位日の昨年5月1日、「剣璽等承継(しょうけい)の儀」「即位後朝見(ちょうけん)の儀」に臨まれた。10月に国内外に即位を宣明する「即位礼正殿(せいでん)の儀」、11月には約11万9千人が沿道で祝福した「祝賀御列(おんれつ)の儀」と、一世一度の重要祭(さい)祀(し)「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」が滞りなく挙行された。
四大行幸啓と呼ばれる地方訪問では愛知県(全国植樹祭)、秋田県(全国豊かな海づくり大会)、新潟県(国民文化祭)、茨城県(国民体育大会)に足を運ばれた。昨年末には台風被害を受けた福島・宮城両県を日帰りで訪れ、上皇さまが寄り添われてきた被災地へのお気持ちも示された。
昨年5月には来日したトランプ米大統領夫妻、同6月にはマクロン仏大統領夫妻と会見し、宮中晩餐(ばんさん)会や午餐(昼食会)を催された。今後、新型コロナウイルスの影響で延期となっている英国訪問が実現すれば、ご即位後初の海外での国際親善の場となる。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース