関西テレビ
外出が出来ず孤立が心配なお年寄りを支えるために…「往復はがき」を使った取り組みが行われています。
先月、大阪府豊中市社会福祉協議会の地区のスタッフが一人暮らしのお年寄り38人に「往復はがき」を送ったところ、36人から返事がきました。
【往復はがきの返事の文面】
「数ヵ月もの間、屋外での活動ができず、気分が落ち込む日々です」
「不自由なことはありませんが、いつも1人ですと話し声や笑い声のない生活は寂しいです」
はがきには、誰とも会えずに毎日を過ごすことへの不安が綴られていました。
地区では、毎月一人暮らしのお年寄りを招いて食事会などを行ってきましたが、新型コロナウイルスの影響で今年2月以降中止になっています。
往復はがきを通して少しでも寂しさや不安をまぎらわせてほしいと考えています。
【庄内南校区社会福祉協議会・増山志津子会長】
「メールとかが使えない世代で、そういうところから取り残されている高齢者に対しては昔からある方法しかない他にない。
こんな些細なことで喜んで下さるんやなと。ちょっとびっくりしています」
スタッフは今後も、往復はがきで「顔を合わさずともつながっていきたい」ということです。
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