東京・下北沢で小劇場を運営する本多劇場グループが、再開に向けた取り組みを進める。まず都内の小劇場が情報を交換して発信する小劇場協議会(仮称)を発足させる、と20日発表した。施設の消毒や座席の間隔といった新型コロナウイルス感染防止策を話し合う。同業者が一体となって、小劇場の活動への理解を深めてもらうのが狙い。
対象は客席数300以下の劇場や空間。ザ・スズナリをはじめとする本多グループの7小劇場、中野のザ・ポケット、池袋のシアターグリーン、赤坂レッドシアターなど約30劇場が参加する見込み。6月上旬までに設立総会を開く予定だ。
本多グループの本多愼一郎総支配人は「いまは劇場として活動することが重要だ」という。そのうえで、「お客様と劇団には安心して劇場に来てもらいたい。でも、コロナ対策をどうすればいいかわからない劇団もあると思う。小劇場で情報を共有して足並みをそろえ、再開に向けて考えたい」と話す。
また、本多劇場では6月1~7…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル