27日放送のTBS系「news23」(月~木曜・後11時、金曜・後11時半)で、政府が一般会計歳出総額31兆9114億円となる2020年度第2次補正予算案を閣議決定したことを報じた。
25兆6千億円だった1次補正を抜き、補正予算としては過去最大となり、民間投資を含めた事業規模は117兆1千億円程度に達する。新型コロナウイルスによる経済危機を克服する追加対策として、雇用維持や企業の資金繰り支援を強化する。
財源は全額を国の借金である国債で賄う。新規国債発行額は当初予算と1次補正を合わせた20年度全体で過去最大の90兆2千億円に上り、歳出の56.3%を借金で賄うことになる。歳出の合計は160兆3千億円に膨らむ。
番組では、医療従事へ最大20万円の給付など医療態勢の強化に約2兆9892億円、さらに事業者に対して人件費、家賃の固定費への支援として約2兆242億円をそれぞれ計上したことを伝えた。
リモート出演した小川彩佳キャスターは「中身をみますと医療従事者の方々への給付金だったり、家賃補助などが盛り込まれましたけど、一次補正に盛り込まれていた一人当たり10万円の一時給付、これも多くの方に届いていない現状があるなかで速やかに届いていくのかなという疑問も浮かび上がっていきます」と指摘していた。
報知新聞社
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