ものや自然の大切さを伝える日本の絵本「もったいないばあさん」シリーズがアニメ化され、六つの言語を使ってオンラインで無料配信される。講談社と環境省の共同事業で、「世界環境デー」の6月5日から順次公開。「もったいない精神」を世界に広め、環境問題を考えてもらう狙いだ。
もったいないばあさんは絵本の中で、子どもらがご飯を残したり短くなった色鉛筆を捨てたりすると「もったいなーい」と言いながら現れ、ものや自然の大切さを説く。
アニメになるのは、川にゴミをポイ捨てしようとした男の子ともったいないばあさんが上流から下流をめぐり、海洋プラスチックごみをはじめとした環境汚染を考える「もったいないばあさん かわをゆく」など4作品。日本語、英語、フランス語、スペイン語、中国語、ヒンディー語の6言語でそれぞれ配信する。講談社の公式ユーチューブチャンネルのほか、全日空の機内などで視聴できるようになる。プラスチックごみによる海洋汚染問題の解決を目指して昨年、米国で発足した化学メーカーなどの企業連合「アライアンス・トゥー・エンド・プラスチック・ウェイスト(AEPW)」が協賛した。
「かわをゆく」は作者の真珠ま…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル