荒川周辺で、5月末以降目撃が相次いでいた野生のシカが3日、東京都足立区の河川敷で警視庁千住署員らに捕獲された。区はシカを一時的に預かり引き取り手を探している。見つからなければ殺処分の可能性もあるという。
署によると、3日午前に署員らが約40分間かけて、同区千住曙町付近のやぶの中にいたシカを誘導し、サッカーゴールの網を使った捕獲に成功した。
区によると、シカは雄とみられ体長約1・5メートル。害獣のため野生にかえすことはできない。区は複数の動物園に引き取りを打診したが、野生動物が持つ病気が園内の飼育動物に感染する恐れもあるとして、断られたという。担当者は「引き取り手が無いままだとかわいそうだが殺処分になる可能性もある」としている。(岩田恵実)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル