人気キャラクター「ムーミン」の世界観を体感できる埼玉県飯能市のテーマパーク「ムーミンバレーパーク」で色とりどりの傘でつくった回廊「アンブレラスカイ」が人気を集めている。
隣接する無料エリアと合わせて計2千本の傘を使った展示で、総延長は約300メートル。運営会社によると日本最大級という。
昨年3月に開園した同パークは、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンの母国フィンランド以外では、世界初のテーマパーク。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて約2カ月間臨時休園し、今月4日に再オープンしたばかりだ。
新型コロナウイルスはムーミン谷の生活も一変させた。「ムーミンの世界には病がないので、キャラクターたちにはマスクを着ける習慣が無い」(広報担当者)。そのため、来場者と触れ合う人気のショーは、演出の変更を余儀なくされた。キャラクターが園内を出歩くのはやめ、写真スタジオでの来場者との記念撮影では、距離を保ちながらも近くで写っているかのように見えるよう、アングルを工夫している。
この他、来場者数の上限を通常の4分の1に減らした上で、園内各所に消毒液を置いたり、行列が出来そうな場所には2メートルおきにキャラクターの足跡の目印を設置したりするなど、さまざまな感染防止対策をしているという。(高橋雄大)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル