自宅で女性に睡眠剤飲ませ準強制性交容疑、医師の男を逮捕 茨城県警

宮廻潤子2024年2月21日 16時18分 女性に睡眠剤入りの酒を飲ませて性交したとして、茨城県警つくば署は21日、埼玉県久喜市久喜中央2丁目、医師根本瑛貴容疑者(31)を準強制性交の疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。 署によると、根本容疑者は2021年10月4日午前1時半~同7時半ごろ、茨城県つくば市内にあった自宅で、知人の30代女性に睡眠剤などを混ぜた酒を飲ませ、意識がもうろうとした状態の女性と性交した疑いがある。女性が昨年9月、署に被害を届け出たことで事件が発覚した。(宮廻潤子)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

Henri Matisse et le Japon, une histoire d’influence et d’échanges

« Fleurs et fruits » (papiers gouachés découpés, 1952-1953), d’Henri Matisse , dans l’exposition « Formes libres », au…

大雪で通行止め53時間…首都高が解除遅れの理由と対策を発表

角詠之2024年2月21日 12時30分 関東甲信を中心とした今月上旬の大雪の影響で、首都高が約53時間にわたって通行止めとなった問題で、首都高速道路会社は20日、検証結果と今後の対応策を発表した。 首都高によると、5日午前11時半から通行止めを開始。6日未明には雪が降りやみ、6日夜時点で「7日朝までに通行止めを解除予定」と発表したが、すべての路線で通行止めが解除されたのは7日午後4時半だった。通行止め区間は計21路線、計215キロに及んだ。 長時間にわたった原因として、そもそも首都高の形状として橋が多く凍結しやすいことや、路肩が狭く雪の置き場がないことに加え、今回の雪質が重い雪だったため、準備していた資機材や人の作業では効率的に除雪ができなかったという。 対策として、除排雪作業員を増やすことや狭い路肩でも使える小型の除雪機などを新たに配備するとした。首都高は「お客様、関係機関の皆様には大変ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした」としている。(角詠之)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

ANAとJALのグループ会社の98人、国の試験でカンニングに関与

角詠之2024年2月21日 12時30分 東京・羽田空港の制限区域内で車両を運転する許可をとるための国の試験で、全日本空輸(ANA)ホールディングスは20日、グループ会社2社で計82人がカンニングなどの不正行為に関わったと発表した。ANAなどの社員がオンライン受験する際、教本を見ながら回答していた。日本航空(JAL)もこの日、グループ2社計16人が同様の不正に関わったと明らかにした。 国土交通省によると、空港内で車両を運転するためには、空港管理者の許可が必要で、制限速度や停止位置といった守るべき交通ルールの知識を問う試験に合格しなければならない。 ANAによると、ANAの整備部門8人と羽田空港でグランドハンドリングを手がける「ANAエアポートサービス」の74人が不正に関わった。2022年8月~24年2月までの間、監督者の誤認識で教本を見ることを許したり、他の空港で許可を持っているために閲覧を許可したりしたという。 JALでは2社は機内食を提供する「ジャルロイヤルケータリング」の3人と、空港内の旅客サービスを担当する「JALスカイ」の13人が不正行為に関与した。2023年9月~24年1月の間、計5回の試験で不正があったという。 「ジャルロイヤルケータリング」で不正があったことが国交省への情報提供で発覚し、JALとANA側がそれぞれ社内調査を実施していた。(角詠之)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

40年だけの日本領、「樺太は故郷」と元島民 日露開戦から120年

 終戦までの40年間、北海道の北には日本領・樺太があった。日露戦争の結果、日本がロシアからサハリン島の南半分を割譲され、一番多い時は約40万人が暮らした。樺太で生まれ育った人々の多くは今、80~90代を迎える。日露戦争開戦から120年となる今月、樺太出身者らの歩みをふり返ってみたい。 北海道美唄(びばい)市で家族と暮らす永井弓子さん(91)は、自宅の居間に1枚の白黒写真を飾っている。3人の子どもと着物姿の母親。左端のおかっぱ頭が、80年余り前の永井さんだ。 生まれ故郷である樺太の写真は、この1枚が残るのみ。あとは全て終戦前後の空襲や引き揚げで失った。 永井さんはロシア国境の約100キロ南にあった恵須取(えすとる)(現ウグレゴルスク)で育った。製紙業や炭鉱業で栄え、樺太で最多の約4万人が暮らした町だ。7人きょうだいの一番上で、秋田出身の父は地元のバス会社で働いていた。 子ども時代で思い出すのは、食べ物が豊かだったこと。「サケやニシン、ホッケにカニも。私の体は浜の魚でできたの」。寒くて栽培できない米も、内地から豊富に届いた。秋には山へフレップ(コケモモ)摘みに行き、父の好きな果実酒にもした。ロシア革命を逃れた白系ロシア人が町でパンを売っていて、「すんごくおいしかった」という。 近所には銭湯や食堂、理髪店、旅館、クリーニング店などの商店が並び、永井さんは父のお使いでよく酒屋へ行った。蓄音機で流す童謡のレコードや、ラジオの大相撲中継を聞くのが楽しみだった。冬は零下30度にも達する恵須取。夏は海に足だけ漬けて、すぐたき火に当たるのが海水浴だった。 樺太には終戦前、植民地である朝鮮から移り住んだ人々が2万人以上いたとされる。炭鉱がある恵須取には特に多く、永井さんの通う学校にも朝鮮ルーツの子どもがクラスに数人いたという。「先生からは『仲良く、差別しないように』って言われてた」 そんな恵須取での生活は、13歳になった1945年の夏、突然に終わった。樺太1904年2月開戦の日露戦争後に結ばれたポーツマス条約(05年9月)で、日本がロシアから割譲されたサハリン島の北緯50度以南。朝鮮や台湾と同じ「外地」とされ、43年に内地に編入された。45年8月8日にソ連が宣戦布告して侵攻。46~49年に千島を含め約29万人が日本へ引き揚げ、残留した人も多くいる。日本は51年のサンフランシスコ講和条約で領有権を放棄。現在はロシアが領有権を主張し実効支配している。ソ連軍将校が家に 「母親を連れていく」 8月1日、家に男の子が生まれた。その約1週間後、ソ連機が恵須取上空で照明弾を落とした。「新聞読めるくらい明るいね」と家族でのんきに話した。しかし国境を越えて侵攻を始めたソ連軍は、同11日に恵須取を空襲。海からの艦砲射撃も加わった。 永井さん一家は山腹に掘られた防空壕(ごう)へ逃げ込んだ。すし詰めの壕内で、生後すぐの弟が泣きやまず、周囲からは「殺してしまえ」という声が飛んだという。空襲がやんで山を下りると、木造平屋の自宅は全焼していた。 「ソ連軍が来る」という情報…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「復興の後押しに」 輪島朝市を描く絵本「あさいち」3月6日に復刊

 能登でとれた魚や野菜が集まり、人々の方言が飛び交う――。能登半島地震で焼失した輪島朝市のにぎわいを描いた絵本「あさいち」(絵・大石可久也、語り・輪島朝市の人々)が、3月6日に復刊されることになった。 出版元の福音館書店(本社・東京都文京区)によると、「あさいち」は1980年、同社の月刊絵本「かがくのとも」1月号として刊行された。70年代の輪島朝市を舞台に、画家の大石可久也さん(2018年に死去)と同社の編集者だった森達夫さん(77)が二人三脚でつくった。 2人は朝市に足しげく通い、人々の会話に耳を傾けた。 「こうてくだ、こうてくだ」「うまいことゆうて。このおばば だませば ばけてでるぞー」 作中の会話は全て取材中に採集し、朝市に通う人たちに語ってもらう構成に仕立てた。 潮のかおりと土のにおいが立ちこめる朝市は、海や畑でとれたものを交易する場であり、人々が会話を楽しむ社交の場でもあったことが、絵巻物風に紹介されている。 森さんによると、当時の朝市…この記事は有料記事です。残り432文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません能登半島地震1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

上場企業4代目社長、珠洲に自分も本社機能の一部も移転 そして地震

 本州の市で最も人口が少ない石川県珠洲市。この地を気に入って移住し、自身が社長を務める上場企業の本社機能も移転させた男性がいる。「ここで成立するビジネスができれば、全国に広げられる」。商売が軌道に乗るかに思えた矢先、能登半島地震は起きた。 「もしもし、岩城です」 1月下旬、岩城慶太郎さん(46)は金沢市内のコワーキングスペースで、2次避難先での困りごとなど被災者からの電話相談にのっていた。発災2日後にフェイスブックで個人の携帯番号を公開。以来、1日数十件、電話がかかってくる。 東証プライム上場の医薬品製造販売大手「アステナホールディングス(HD)」で社長を務めている。1914年に東京・日本橋で薬種問屋として創業した同社は、売り上げ519億円(2023年11月期)。岩城さんはその創業家出身で、4代目の社長だ。 16年に妻と旅行で訪れた珠洲で、自然や食の豊かさ、人と人の距離の近さに魅せられ、休みのたびに滞在。21年6月、アステナHDの本社機能の一部を東京から珠洲市に移して「珠洲本社」を置いたのを機に、自らも移住した。 珠洲市は人口約1万3千人…この記事は有料記事です。残り1019文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません能登半島地震1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

規格外のお茶とバラ使った和紅茶 「爽」と「甘」どちらがお好み?

 東海学院大学管理栄養学科(岐阜県各務原市)の学生たちが、白川町の美濃白川茶と大野町の食用バラを使って2種類の「岐阜花和紅茶」を開発した。消費拡大を図るのがねらいで、白川茶と食用バラは規格外のものを活用した。若い世代や外国人観光客への普及をめざし、スパイスなども取り入れて体にやさしい和紅茶に仕上げた。 同大では3年前から、県や白川町、道の駅美濃白川などと協力し、農家の高齢化などで収穫されない美濃白川茶の2番茶の活用を模索。2022~23年に、県産の花やスパイスを加えた「フレーバーグリーンティー」(4種類)やノンアルコールカクテル「モクテル」(3種類)を開発し、売り出してきた。 岐阜花和紅茶は第3弾で、今年度に県などが主催した「花き振興企画コンペティション」に提案した企画を商品化した。 緑茶からつくった和紅茶は近年、若い世代を中心に注目を集めている。これに着目し、白川茶と大野町特産のエディブルフラワー(食用花)のバラとを組み合わせ、香り豊かな新感覚の「花和紅茶」にした。お茶と花の消費拡大をめざし、形などが悪く流通されない規格外のバラを乾燥させて使うことで食品ロスにも役立つという。 完成したのは、「爽(そう)の香(か)」と「甘(かん)の香」の2種類。爽やかな香りとすっきりとした味わいが心を安らげる「爽の香」にはローズマリー、カモミール、ミカンの皮、レモンバームを配合した。「甘の香」には、フェンネル、カモミール、シナモン、レモンバームを加え、体にやさしく、心を穏やかにする華やかな味わいに仕上げた。 食事で健康を維持する「食養」にも着目し、薬膳の研究も重ねたという。「爽の香」がやさしい味わいなのに対し、「甘の香」はスパイスを利かせたパンチのある味わいが特徴だ。0.1グラム単位で配合を調整 13日の完成報告会で試飲を…この記事は有料記事です。残り316文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

投資業界経て心の健康守る会社起業 社長が語る「教員向け保健室」

 精神疾患で休職した公立学校教員が2022年度、初めて6千人を超えた。民間企業への産業医紹介などを手がける「メンタルヘルステクノロジーズ」(東京)の社長で、文部科学省が始めた教員のメンタルヘルス対策のモデル事業に関わる刀禰(とね)真之介さん(44)に、学校と企業の違いや休職者を減らす仕組みづくりのポイントを聞いた。    ◇ 文科省の調査では、「精神疾患で病気休職をしたり1カ月以上病気休暇を取ったりした教員」の割合は20年度に全体の1・03%だったが、22年度には1・33%に増えた。一方、厚生労働省の調査によると「1年間にメンタルヘルス不調で連続1カ月以上休職した労働者又は退職した労働者」の割合は、1千人以上の事業所では20年の0・8%から22年には1・2%になった。 いずれも割合が増えたのはコロナ禍の影響だろう。職場に行けなかったり、マスクでコミュニケーションがとりにくかったりという環境の変化が主な要因と考えている。教員の場合、一般の労働者より精神疾患の割合が高いのは、心の健康への取り組みの水準が極めて低いからだとみている。 私は20代のころ投資ファンドや証券会社を渡り歩いたが、働き過ぎもあり10年に入院し、翌年、医療に恩返しをしようと医師のデータベースをつくる会社を起業した。さらに、企業の従業員が産業医や産業保健師に気軽に相談できるサービスを軸に、心の健康を改善する取り組みを始めた。教員の心の病、対策の水準「極めて低い」 そして19年、公務員向けの…この記事は有料記事です。残り1342文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

袴田さん無罪が「最後の大仕事」 再びバッジの77歳、弁護団に復帰

有料記事小山裕一 田中美保2024年2月21日 6時00分 心強い弁護士が戻ってきた。みそ製造会社専務一家4人を殺害したとして強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(87)の名誉回復をライフワークにしてきたが、体力や気力の限界を理由に長く弁護士を辞めていた。「弁護団の一員として再び力を尽くしたい」。無罪獲得を「弁護士人生最後の大仕事」と決め、主張・立証に心血を注ぐ。 「事件直後から始まった静岡県警の捏造(ねつぞう)が、徐々にエスカレートしていった」 2月14日の第8回再審公判で弁護側の冒頭陳述を担当した田中薫弁護士(77)は法廷で主張した。閉廷後の弁護団会見ではマイクを手にとり、専務宅の「裏木戸」を使った脱出方法をめぐり検察側が展開した主張に反論しながら、当時の捜査の在り方を強く批判した。昨年3月、9年ぶりに弁護団に復帰した田中さん。有罪立証を試みようとする検察側との対決姿勢を見せた。袴田さん再審に関わって40年あまり 1980年12月に袴田さん…この記事は有料記事です。残り1798文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル