「自衛隊空白地」の能登、大規模救援に限界 防衛省幹部「甘く見た」

 1月1日の能登半島地震をめぐる自衛隊の派遣は「逐次投入」と批判されたように、2011年の東日本大震災や16年の熊本地震と比べて格段に少なかった。なぜこのような事態が起きたのか。 自衛隊は能登半島地震発生の翌2日に約1千人、3日に約2千人、4日に約4600人と現場の部隊を徐々に増やし、14~15日に一連の派遣で最多の約7千人が活動した。 ただし、東日本大震災や熊本地震と比べると自衛隊員数は格段に少なく、「逐次投入」(泉健太・立憲民主党代表)と批判された。例えば、熊本地震では最大2万6千人(待機人員を含む)だった。背景には、「今回の被災地は『自衛隊の空白地』と言われても否定できない」(火箱芳文・元陸上幕僚長)という特殊な事情もあった。 能登半島の自衛隊の拠点は空…この記事は有料記事です。残り1363文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません能登半島地震1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

伊東純也選手が代表離脱 「性加害」報道受け日本サッカー協会が発表

2024年2月1日 20時59分 日本サッカー協会は1日、性加害の疑いで刑事告訴されたと週刊新潮のニュースサイト「デイリー新潮」に報じられた日本代表の伊東純也選手(30)=フランス・Sランス=について、カタールで開催中のアジアカップに出場している同代表から離脱すると発表した。 デイリー新潮の報道について、協会は「事実関係の内容について当事者の主張が異なっていると理解しており、慎重な対応が求められる」と説明。「伊東選手の心身のコンディションを考慮した結果、伊東選手が本日付でチームを離れることを決定した。多くの皆様にご心配をおかけしていることについておわび申し上げる」とした。 デイリー新潮は1月31日、伊東選手らが昨年6月に大阪市のホテルで女性2人を酒に酔わせて、同意を得ないまま性行為に及び、2人から刑事告訴されたなどと報じた。 捜査関係者によると、伊東選手側は女性2人から準強制性交などの疑いで刑事告訴される一方、今月1日、女性2人を虚偽告訴の容疑で刑事告訴。大阪府警が双方の告訴状を受理し、捜査している。 日本代表の森保一監督(55)は1月31日のアジアカップ決勝トーナメント1回戦・バーレーン戦後の記者会見で、デイリー新潮の報道について、「まだその全容は聞いていない。記事の内容を調査したうえで我々の対応をしていきたい」などと語った。バーレーン戦に出場しなかった伊東選手は試合後、取材に「サッカーのこと以外はだめと言われているので」と答えた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

泣きながら気づいた「まん丸の黒目」 小学2年生と稚ダコの64日間

野中風玖(ふく)さん(8) 小さい頃からよく、浜名湖の生き物の展示施設「ウォット」(浜松市中央区)に連れて行ってもらった。お気に入りはタコ。「タコになりたい」と、茶色い服を好んで身につけた。 昨春、タコのあかちゃん、稚ダコの捕獲スポットを職員に教えてもらい、父と一緒に探しに出かけた。古い漁網にからまったカキ殻の隙間で見つけた。10匹、捕まえた。3匹を自宅の水槽で飼育することにして、「マメ」「テナガ」「スカシ」と名付けた。 ウォットの職員が、2週間飼えたら拍手、と言うほど、飼育は難しい。水温や塩分濃度に敏感で、エサも限られる。たべた! 「うれしかった」(生きている) スーパーで買った生シラスを…この記事は有料記事です。残り532文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

ALS患者への嘱託殺人の裁判が結審 医師の行為は正当かが争点に

有料記事光墨祥吾 関ゆみん 森下裕介2024年2月1日 21時04分 知人の元医師の父(当時77)を殺害し、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者(当時51)も依頼を受けて殺害したとして、殺人や嘱託殺人などの罪に問われた医師、大久保愉一(よしかず)被告(45)の裁判員裁判が1日、京都地裁で結審した。検察側は論告で「医療知識を悪用して犯罪を繰り返した」として懲役23年を求刑。弁護側はいずれも無罪を主張した。判決は3月5日。 大久保被告は、元医師の山本直樹被告(46)=両事件で実刑判決、控訴中=と共謀。2011年3月、長野県内の病院に長期入院中の山本被告の父を退院させ、都内のアパートで殺害したとされる。また、19年11月、京都市内のALSの女性のマンションを訪れ、女性から依頼を受け、胃に直接栄養を送る「胃ろう」に薬物を注入し、急性薬物中毒で殺害した罪でも起訴された。 大久保被告は嘱託殺人罪について起訴内容を認めたが、「女性の願いをかなえるためだった」と説明。女性の殺害行為の正当性が争点となった。 検察側は論告で、大久保被告…この記事は有料記事です。残り657文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

副町長に続き建設課長も談合容疑で逮捕 和歌山・日高川

寺沢尚晃 伊藤秀樹2024年2月1日 21時30分 和歌山県日高川町発注の町道の橋梁(きょうりょう)補修工事を巡り、最低制限価格の上下限の割合を漏らしたとして県警は1日、町建設課長(57)を官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕し、発表した。 同町では前副町長が別の工事に絡む汚職事件で加重収賄罪などに問われ、現在公判中だ。一連の事件を受け同日、久留米啓史町長は会見を開き「住民の信頼を裏切り深くおわびします」と謝罪した。 県警は同日、町建設業協同組合理事長で、建設会社の代表取締役(60)も公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した。県警は2人の認否を明らかにしていない。 捜査2課によると、建設課長は昨年9月20日に入札が行われた「町道猪谷線堂浦橋橋梁補修工事」の指名競争入札で、組合理事長に同14日、最低制限価格の上下限の割合を漏らした疑いがある。 また組合理事長には、組合加入の別の建設会社に最低制限価格に近い金額で工事を落札させ、公正な入札を妨害した疑いがある。この業者は最低制限価格711万8005円に対し、713万2千円(いずれも税別)で落札した。 久留米町長によると、建設課長は前副町長が逮捕された後の昨秋ごろ、「副町長の指示で業者に漏らしたり、他部署が発注する工事の設計額を調べて副町長に報告したりした」と町長に話していたという。 建設課長は前副町長と同じ旧中津村職員出身。建設畑が長く、前副町長とは旧中津村時代から上司と部下の関係だった。 久留米町長は再発防止策として、入札制度のあり方や組織のあり方について外部の専門家の意見を聴く委員会を近く設置するとした。(寺沢尚晃、伊藤秀樹)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

背景に組織風土、降格を恐れ伐採か ビッグモーター店長らを書類送検

加藤美帆2024年2月1日 20時22分 中古車販売大手ビッグモーター(東京都)の街路樹伐採事件で、神奈川県警は1日、川崎店(川崎市)の元店長(33)と元従業員(42)の男性2人を器物損壊容疑で書類送検し、発表した。県警は2人が降格や左遷を恐れ、本社からの伐採指示に従ったとみて調べている。 2人の書類送検容疑は、2022年10月12日、当時本社の「環境整備推進委員」だった、同社員蒲原敏之容疑者(51)=同容疑で逮捕=と共謀し、川崎店の店舗の歩道脇にあったオオムラサキツツジ6本(10万円相当)を切断し損壊したというもの。県警は捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていない。 捜査関係者によると、蒲原容疑者は事件の数週間前に川崎店を訪れた後、LINEなどで店長にツツジの伐採を指示。これを受けて従業員がノコギリで切ったという。社内では当時、本社の幹部が他店の社員を一方的に降格・左遷させる人事があったことなどから、県警は、店長らは蒲原容疑者の指示に従わざるを得なかった可能性が強いとみて、在宅で調べていた。(加藤美帆)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

古墳眺める気球のガス漏れ、調査打ち切り メーカー変更でも残る課題

 世界文化遺産の大山古墳(伝仁徳天皇陵)の全景を上空から見られるようにと、堺市が運航を計画していた気球のガスが抜けた問題で、原因を特定しないまま調査が打ち切られることになった。堺市と事業者が1日、発表した。 気球は昨年5月25日から運航を始める予定だった。しかし、直前の5月8日に充塡(じゅうてん)していたヘリウムガスが抜け、計画は延期に。運航会社のアドバンス社(兵庫県豊岡市)が原因究明を続けていた。 発表によると、気球製造元や専門機関に依頼してヘリウムガスの量を調節するバルブや、バルブを操作する電気機器などを調べた。原因として、球体部分の損傷のほか、静電気や機器の劣化によるバルブの誤作動の可能性が指摘された。 しかし、今年1月にイギリスの気球製造元が会社を清算。このためアドバンス社はイギリス製気球を使うのを断念し、原因を特定しないまま調査を打ち切ることにした。今後はフランスのメーカーの製品に切り替え、運航開始をめざす。 だが、運航への課題は残る。 イギリス製の気球は約1億円…この記事は有料記事です。残り552文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「自衛隊空白地」の能登、大規模救援に遅れ 防衛省幹部「甘く見た」

 1月1日の能登半島地震をめぐる自衛隊の派遣は「逐次投入」と批判されたように、2011年の東日本大震災や16年の熊本地震と比べて格段に少なかった。なぜこのような事態が起きたのか。 自衛隊は能登半島地震発生の翌2日に約1千人、3日に約2千人、4日に約4600人と現場の部隊を徐々に増やし、14~15日に一連の派遣で最多の約7千人が活動した。 ただし、東日本大震災や熊本地震と比べると自衛隊員数は格段に少なく、「逐次投入」(泉健太・立憲民主党代表)と批判された。例えば、熊本地震では最大2万6千人(待機人員を含む)だった。背景には、「今回の被災地は『自衛隊の空白地』と言われても否定できない」(火箱芳文・元陸上幕僚長)という特殊な事情もあった。 能登半島の自衛隊の拠点は空…この記事は有料記事です。残り1363文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません能登半島地震1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

【速報中】発生時刻の午後4時10分、被災地で黙禱 能登半島地震

 1月1日夕に起きた能登半島地震から、1カ月。深刻な被害の状況が少しずつ明らかになるとともに、現在も多くの人が避難生活を続けています。1カ月を迎えた被災地の状況や支援の動きなどをタイムライン形式でお伝えします。■■■2月1日■■■16:10珠洲市と輪島市、発生時刻に合わせ黙禱 能登半島地震の発生から1カ月。1月1日の発災時刻にあわせ、石川県の被災地では多くの人が犠牲者を悼み、黙禱(もくとう)した。 101人が亡くなった珠洲市の市役所では、泉谷満寿裕(ますひろ)市長や職員らが1分間、黙禱した。防災行政無線で、市民らにも呼びかけた。県によると珠洲市では、仁江町と大谷町の計4人の安否がいまもわかっていない。 同じ101人の犠牲が出ている輪島市では、坂口茂市長が無線放送で「一日も早い復旧・復興に向けて、全力を尽くします。必ず輪島市を復興させましょう」と黙禱を呼びかけ、市役所で職員らとともに黙禱した。 5人が亡くなった七尾市でも防災無線の呼びかけられ、市役所では職員らが起立して黙禱。県の馳浩知事は県庁6階の危機対策課で震災対応に当たる幹部や職員らとともに1分間、黙禱(もくとう)した。15:00輪島市長が会見「一日も早く生活再建を」 輪島市の坂口茂市長が、市役所で会見を開き「一日も早く生活再建できるよう、復旧・復興に全力で取り組みたい」と述べた。 多くの死者や住宅の倒壊などの被害が出た市内では、今も全域で断水が続く。「2月末から3月末にかけて、なんとか復旧を目指したい」と話した。 また、県が一般募集している災害ボランティアについて、「2月中の受け入れをめざしたい」と述べた。13:0016人犠牲の土砂災害現場、近隣はいまも避難生活 土砂崩れで複数の家屋が倒壊し、16人が犠牲になった石川県穴水町の現場。雪が降りしきる中、近隣の住民が被災した自宅の片付けに追われていた。 前田繁夫さん(75)は、犠牲になった夫婦と30年以上の知り合いだった。「いつも夫婦でこの辺を散歩していた。よくあいさつをしてくれ、親切な人だった」 前田さんも家が損壊し、金沢市の娘の家に身を寄せているが、「やっぱりこっちが親しみやすい。でも、電気も水もないから、今は生活できない」と話した。12:30午前中だけ登校「「いつものメンバーがおる安心感」 「ただいまー」 石川県輪島市の門前中学校3年生の下口凱叶さん(15)が、学校から家に帰ってきた。 門前中は、近くの小学校に間借りして24日からプリント学習を再開。学校に行くのはまだ午前中だけだ。 中3は15人中10人が登校している。下口さんは「いつものメンバーがおる安心感がすごい。教室ではずっと楽しくて、地震のことも忘れちゃうくらい」。 気持ちは前向きだが、「水が出ないのはほんとにきつい。あと、バスケしたい! 地震の後、1回もしてない」。元バスケ部で、コートでプレーできる日常が戻るのを待っている。12:00珠洲市の防災無線「午後4時10分に黙禱を」 「本日午後4時10分から、1月1日の地震により尊い命を失われました方々に心から哀悼の意を表し、1分間の黙禱(もくとう)を捧げたいと存じます」 石川県珠洲市で、泉谷満寿裕(ますひろ)市長が市内の防災行政無線で、1カ月前の発災時刻にあわせた黙禱(もくとう)を呼びかけた。 雪がちらつく中、市役所近くで炊き出しの列に並んでいた作業着姿の岡田敦也さん(52)も、放送を耳にした。1カ月は長かったか、短かったか。すぐに言葉は出てこない。「早く水が出る生活になってほしい」 避難所から応急仮設住宅の建設現場に通い、ガスの配管工事にあたっている。【動画】珠洲市で黙禱をよびかける防災行政無線=金居達朗、 田辺拓也撮影11:00珠洲市のタクシー会社が本格再開「少しずつ元の生活に」 珠洲市内のタクシー会社「スズ交通」が1日、営業を本格的に再開。営業所の前で、タクシーを拾う人の姿がみられた。 スズ交通は発災以降、取締役の白木憲一さん(70)が1人で営業運転を続けてきたが、この日から運転手5人を含む6人が出社。全員で車を点検し、通れるルートなどを確認した。 運転手の浜塚喜久男さん(69)は自宅が全壊し、避難生活を送る。「閉じこもっているより気が晴れる」 白木さんは「スーパーや居酒屋も徐々に営業を再開し始めた。おれらが走ることで、少しずつ元の生活に戻る一助になれば」と話した。10:50輪島朝市そばで読経「ともに歩む気持ちを」 大規模火災が起きた石川県輪島市の「輪島朝市」のそばで、同県南部・小松市の本光寺から来た副住職の八幡真衣さんは犠牲者を弔う経を唱えた。 「震災を忘れてはいけない。ともに歩む気持ちを」10:30馳知事が会見「前を向いて歩んでいかなければ」 石川県の馳浩知事が発災から1カ月の記者会見で、「亡くなられた方々がこれからも思い出の中に生き続けることができるような、そういう目的を持って、前を向いて歩んでいかなければならない」とし、犠牲者への追悼と復旧・復興に取り組む決意を述べた。 また、県や日本赤十字社、共同募金会に寄せられている170億円近くの災害義援金の第1回配分委員会が開かれた。 1次配分額について、被災6市町(輪島市、珠洲市、七尾市、能登町、穴水町、志賀町)の住民に1人当たり5万円を支給されることなどが決まった。10:30がれき撤去、車が手もとに 津波の被害を受けた石川県珠洲市宝立町の春日野地区では、市と連携する民間のボランティア団体「DRT JAPAN」が重機を使ってがれきの撤去を進めていた。 学校教諭の女性(57)の自宅では、車庫に入れていた5台の車が津波によるがれきに埋もれていた。この日、そのうちの1台がとりだせた。 「この1カ月は生活の維持で手いっぱい。車も戻り、これからは少しずつ先のことも考え始めないといけないのかな」10:20津波被災の酒屋「片付け終わらないと…」 津波の被害が出た石川県能登町白丸地区。酒屋を営んでいた寺岡勇紀夫さん(81)は、妻のさちさん(81)と崩れた自宅の片付けをしていた。 「近くの公民館で寝泊まりしながら、昼間は2人で片付けている。今年は雪が少なくていいけど寒さがきつい」 集落の道路は、至る所でがれきが山積みに。「次の生活のために住む場所を探したいが、まずはここの片付けが終わらないと何とも始められない」10:00輪島市の断水続く「料理できずインスタント食品ばかり」 避難所となっている石川県輪島市内の市ふれあい健康センターでは、給水の設備に列ができていた。市内では今も断水が続く。 近くに住む女性(70)は「飲み水はなんとかなっているが、トイレやお風呂が使えないのが不便。料理もできず、炊き出しも無くなってしまったので、インスタント食品ばかりの生活が続いている」。09:45輪島朝市の火災で自宅を失った男性「1カ月経つけど…お願い、忘れないで」 大規模火災が起きた石川県輪島市の「輪島朝市」に住んでいた惣領和彦さん(53)は、焼け落ちた自宅跡を訪れた。母親と仲の良かった隣の家の女性が亡くなった。 「1カ月が経つけど、(風景は)何も変わってないよ。いろいろなニュースがあるから、みんなに忘れられるんじゃないかなと。お願い、忘れないで」07:22輪島市と珠洲市で災害ごみの受け入れ開始 石川県輪島市、珠洲市では1日から、災害ごみの受け入れが開始される。 輪島市中心部では、「災」の字が書かれた袋や壊れたテレビ、棚などが、家屋の前などに置かれていた。06:45発生から1カ月の朝 輪島朝市の一角に花束 能登半島地震の発生から1カ月の朝を迎えた。大規模火災に見舞われた石川県輪島市中心部の「輪島朝市」では、今も焦げたにおいが残っていた。一角には花束が置かれ、火災にあった住宅から取り出されたと見られる皿などが並べられていた。【動画】能登半島地震1カ月。輪島市中心部の「輪島朝市」の早朝の様子=白井伸洋撮影■■■1月31日■■■16:00珠洲市でもボランティア受け入れへ 石川県の馳浩知事は県の災害対策本部員会議で、2月3日から珠洲市と中能登町で、県が全国から募集する一般ボランティアの受け入れが始まると発表した。 また、自治体がアパートなどを借り上げて被災者に提供する「みなし仮設住宅」について、2月から富山、福井、新潟の3県で計3700戸を用意する方針を明らかにした。県内を合わせて、計8千戸のみなし仮設を提供できるとしている。15:00輪島市に初めて応急仮設住宅が完成 石川県輪島市は、市内の観光施設「輪島キリコ会館」の近くに今回の震災後、初めてとなる18戸の応急仮設住宅が完成したと発表した。18世帯計58人の入居が2月3日から始まるという。 市によると、完成した部屋は2DKが14戸、4DKが4戸。県は輪島市内に548戸の応急仮設住宅の建設を予定しており、キリコ会館がある市マリンタウン多目的広場には計46戸が建設される予定となっている。13:30七尾市、ほぼ全域の約1万4600戸で断水 石川県七尾市の茶谷義隆市長が会見し、被害を受けた水道の復旧状況を発表した。県によると、同市では、ほぼ全域の約1万4600戸で断水している。 会見では、3月中に97%に通水させる見込みとされた。茶谷市長は「少しでも早く通水できるように努力していきます」と語った。11:10JR七尾線、2月15日に全線で運転再開 JR西日本金沢支社は、地震の影響で運行をとりやめていた石川県のJR七尾線の七尾―和倉温泉間(5・1キロ)について、2月15日に運転を再開すると発表した。金沢―和倉温泉間の全線が結ばれる。 また、全線が止まっている第三セクター「のと鉄道」も、和倉温泉―能登中島間(11・2キロ)を2月15日に再開すると発表した。 能登中島から、甚大な被害が出ている奥能登の入り口に当たる穴水までの区間(16・8キロ)は、4月中の運転再開をめざすという。■■■1月29日■■■10:30石川県の被災による停電、今月中におおむね解消の見通し 石川県の馳浩知事は記者会見で、立ち入りが困難な場所などを除き、県内の被災による停電が1月中に解消される見通しになったとの認識を示した。 県によると、28日正午時点では輪島市や珠洲市を中心に計約3710戸が停電しているという。06:10七尾-穴水結ぶ代行バスが運行開始 のと鉄道の通学路線 のと鉄道(石川県)の七尾―穴水間が被災して運行できなくなっているため、運営会社が代行バスによる輸送を始めた。 穴水駅近くの物産館前からの始発には、学生ら13人が乗車した。 のと鉄道は被害が比較的少なかった七尾―能登中島間は2月中旬に運行が再開される見通しだが、穴水までは現時点では未定という。■■■1月27日■■■11:20能登空港、羽田便が再開 家族との再会に「安心した」 滑走路などに被害が出た能登空港(石川県輪島市)で、全日本空輸(ANA)の羽田―能登便の運航が再開された。 午前11時20分ごろ、羽田から62人が乗るボーイング機が到着。ゲートから出てきた千葉市の香林(こうりん)相子さん(49)は、石川県能登町の実家に住む両親と久々に再会し、「顔を見て安心した」と話した。 定期便は羽田―能登の1日2往復だったが、2月29日までは火木土の週3回、1日1往復の臨時便が運航される。10:30能登8市町の4.4万戸で断水続く 奥能登は下水被害甚大 石川県の馳浩知事が記者会見で、8市町の約4万4100戸で断水が続いていると説明した。下水道は、被害が甚大な奥能登の2市2町の管路320キロで点検を終え、そのうち71%が被災したという。 発災当初は16市町の最大11万戸で断水した。大規模な断水の原因の一つとして、馳知事は「県の防災計画の地震の被害想定が26年間、見直されていなかった」と述べ、「一昨年の知事就任後、見直しの指示をしていたが、国でやっている調査研究を待っていたところだった」とした。7:00能登の七尾、穴水、志賀へ一般ボランティア第1陣出発 被害が甚大な能登半島の1市2町へ、全国から募集した一般ボランティアの派遣が始まった。 石川県が用意した4台のバスで、75人が金沢市の県庁を出発。七尾市へ17人、穴水町へ15人、志賀町へ43人が向かった。被害を受けた住宅の中から壊れた家具などを運び出したり、災害ごみの置き場に持って行ったりする。 夕方には金沢へ戻る予定。被災地はまだ道路事情が悪く、宿泊場所の確保も難しいため、一般ボランティアは県が窓口となって受け付けている。■■■1月26日■■■17:00富山県の避難者がゼロに 一時は4千人以上が避難 富山県は26日、能登半島地震による県内の避難者がゼロになったと発表した。一時は4千人以上が避難していた。 県は応急対応が終わったとして、同日17時に「県災害対策本部」を「能登半島地震県復旧・復興本部」に切り替えた。■■■1月25日■■■18:00輪島中学校の集団避難施設に県外の教員を派遣 文科相 盛山正仁・文部科学相が、能登半島地震で石川県輪島市の中学生が集団避難している同県白山市の施設を視察。輪島市の教員の負担を減らすため、他県の教職員を送ることを明らかにした。 26日から、愛知(名古屋市)、福井、広島の3チームの計9人が白山市の施設で活動する見通し。盛山氏は「学校や地域が具体的に何をどうしてほしいのかが大事」としつつ、「(輪島の教員は)24時間休まる暇もありませんから、まずは手伝ってほしい」と説明した。 馳浩知事や被災市町の教育長から、学校施設の復旧、児童生徒の居住場所や学用品の確保への支援などを求められたとし、「お子さんが元気に走り回る、笑い声が聞こえる、そういうような教育現場を戻さないといけない」とも語った。16:00のと鉄道、29日から代行バス運行へ 通学時間帯中心に 石川県穴水町の吉村光輝町長は、県災害対策本部員会議で、能登半島地震で甚大な被害を受けて運休中の第三セクター「のと鉄道」(同町)が、29日から代行バスを運行すると明らかにした。 県企画振興部によると、運休中の七尾―穴水間(33・1キロ)に代わり、朝夕の通学時間帯を中心に運行するという。鉄道は、七尾―能登中島間(16・3キロ)の再開を2月中旬に予定するが、それより先の穴水までの区間(16・8キロ)の再開は未定だ。10:55被災地で空き巣など32件の犯罪を確認 国家公安委員長 松村祥史国家公安委員長は25日の定例会見で、能登半島地震の被災地でこれまでに空き巣など32件の犯罪を確認したと明らかにした。石川県などは被災者のホテルなどへの二次避難を進めており、松村氏は「捜査を徹底することはもとより、被災地の防犯対策を強化することが極めて重要だ」と述べた。 警察庁によると、石川県内で24日17時時点で32件の犯罪を確認した。避難後の住宅への空き巣といった窃盗事件が28件、不同意わいせつ事件や器物損壊事件が計4件あったという。 警察は石川県の3市4町にある60カ所の避難所や街頭に、計60台の防犯カメラを設置。警察官約260人によるパトロールも行っているという。10:30石川県管理の道路、最大時2割弱が通行止め 奥能登に集中 石川県の馳浩知事は、能登半島地震の影響で、県が管理する道路225路線のうち最大42路線87カ所が通行止めになったことを明らかにした。全体の2割弱にあたる。県によると、このうち20路線54カ所が奥能登2市2町に集中したという。 通行止めが最も多くなったのは、4日午前8時時点だった。その後、道路上のがれきを処理して緊急車両の通行を確保する「道路啓開」が進んだが、「県道輪島浦上線」(輪島市)の一部は、少なくとも数カ月を要するという。馳知事は「早期復旧に全力で取り組む。こういう状況なので、不要不急の一般車両の被災地方面への出控えをお願いしたい」と語った。■■■1月24日■■■11:00支援金増額は「公平の確保が課題」 林官房長官が慎重姿勢 林芳正官房長官は午前の記者会見で、自然災害による被災世帯への支援金の上限引き上げについて、「過去の震災や、現在も支給が継続している災害における被災者との公平の確保という課題もある」と述べた。立憲民主、日本維新の会、国民民主の野党3党は能登半島地震を受け、上限を300万円から600万円に引き上げるよう求めているが、慎重な姿勢を示した。 林氏は支援金について、「財産の損失を補塡(ほてん)するものではなく、見舞金的な性格として、被災者を側面的に支援するものと位置づけられている」と説明。他の災害との公平性の確保について触れたうえで、「災害復興住宅融資や税制上の対応など、他の支援策との組み合わせも含め、被災者の生活再建のために被災地の実情を踏まえた総合的かつきめ細かな対応を検討していく」と述べた。08:30輪島の小学校で児童・生徒の受け入れ始まる 能登半島地震で被災した石川県輪島市の西部に位置する市立門前東小学校で24日、児童・生徒の受け入れが始まった。安全が確認された校内の空きスペースを活用し、子どもたちが集える場を提供。市教育委員会の担当者は「子ども同士で顔を合わせて少しでも安心してもらいたい」と話す。 午前8時半ごろ、徒歩や保護者の送迎で子どもたちが同小に集まってきた。「おはよう」「久しぶり」などと声を掛け合っていた。 先生に抱きついて再会を喜ぶ姿も。娘を車で送迎した40代の母親は「娘は抱き合って喜んでいた。気分転換にもなる」と話した。 同小の鰐渕夏以(わにぶちなつい)校長によると、この日は小学生32人、中学生31人が集まり、自己紹介やレクリエーションをしたという。鰐渕校長は「不安な面はあると思うが、元気な顔が見られてうれしい。子どもたちは大人に元気を与えてくれる」と話した。 市教委によると、門前地区には同小のほか、門前西小、門前中があり、計122人(昨年12月1日現在)が通学。24日に始まった子どもたちの受け入れは心のケアなどが目的で授業はせず、出席日数としてカウントしないため、参加しなくても欠席扱いにはしない。 市内にはほかに7小学校、2中学校があり、市教委は準備が整った学校から順次、受け入れを進めていく方針。■■■1月23日■■■17:00道路8区間を通行止めに 大雪の影響 石川県などは、大雪の影響で23日午後8時から、自動車専用道路「のと里山海道」の柳田インターチェンジ(IC)―横田IC間を含む、県内の国道と県道計8区間を除雪作業などのため、通行止めにすると発表した。再開のめどは立っていない。継続的に支援物資輸送などをするため、立ち往生などを防ぐ予防的通行止めだという。【動画】地震被害が大きかった七尾市の中心部でも積雪=西田堅一撮影16:30松井秀喜さん、1千万円を寄付 石川県能美市は23日、同市出身で大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜さん(49)が能登半島地震の災害義援金として1千万円を日本赤十字社を通じて県に寄付した、と発表した。県が今後、使い道を検討するという。 市によると、この日午後0時半ごろ、松井さんの両親が市役所を訪れ、市職員に小切手を渡したという。12:00100台の防犯カメラを設置 警察庁 警察庁は23日、能登半島地震の被災地で新たな防犯カメラの設置を始めた。被害の大きい3市4町の避難所や無人となった街頭などに約100台を取り付けていく。 石川県警によると、被災地では、車中泊の女性が被害者となった性犯罪や被災家屋での窃盗などが起きている。珠洲署の山田和也副署長は「避難で住民が少なくなった地域で、防犯カメラは犯罪の抑止につながる」と話す。 23日には避難所になっている珠洲市立蛸島小学校の出入り口に、警察官がカメラ1台を設置した。同校に避難中の女性(69)は25日から金沢方面への二次避難を控えているが、全壊状態の自宅の扉は鍵がかからない状態だ。「町を離れるのに、家への泥棒が心配だった。防犯カメラが広がれば少しは安心できる」と話した。10:30仮設・公営住宅など、1万3千戸を提供へ 石川県の馳浩知事は記者会見で、震災後に建てる「建設型」の応急仮設住宅や自治体が民間の賃貸住宅を借り上げて提供する「みなし仮設住宅」、県内外の公営住宅など、被災者の住まいを3月末までに約1万3千戸提供できるとの見通しを示した。 「建設型」が約1300戸、「みなし」が約3800戸、公営住宅が約8800戸(県内約800戸、県外約8千戸)。「建設型」は3月末までに被災地などで約3千戸を着工する予定という。10:30能登空港、27日にも民間機の運航を再開へ 岸田文雄首相は、首相官邸で開かれた非常災害対策本部会議で、能登空港(石川県輪島市)で滑走路やターミナルビルの応急復旧が進み、27日にも民間機の運航を再開すると明らかにした。当面は週3日、1日1往復の運航が予定されているという。 能登空港は11日に仮復旧が完了した後も、利用は自衛隊の輸送機などに限られていた。首相は「これまでの2次避難や救援物資輸送への活用に加え、インフラ、ライフラインの復旧、仮設住宅建設、被災者支援などに関わる人員の輸送にも活用でき、復旧復興作業の効率化、迅速化が期待される」と述べた。■■■1月22日■■■17:20災害廃棄物処理で国負担を引き上げ 総務相 松本剛明総務相が能登半島地震で被災した七尾市、内灘町を視察後、金沢市内で取材に応じた。 被災地で懸案となっている災害廃棄物について、自治体が処理を進めやすくするために、国の費用負担分を引き上げることを明らかにした。通常は、地方が負担する費用のうち80%について交付税措置をとっているが、95%にする。総務省によると、2016年にあった熊本地震と同様の対応だという。14:00七尾市の水道復旧、6割は4月以降 能登半島地震の影響で断水が続いている石川県七尾市は、市内の6割を超える世帯で水道復旧が4月以降になるとの見通しを明らかにした。断水による地域経済の悪化が懸念されており、茶谷義隆市長は会見で、個人事業者などを対象に「経済的支援も検討したい」と話した。 市によると、全世帯2万1779戸のうち21日時点で水道が使える世帯は5031戸(23・1%)。3月末まででも8152戸(37・4%)しか使えない見通しで、井戸水などが使える世帯を除いた1万3122戸(60・3%)の復旧は4月以降になりそうだという。10:30日中韓のアニメや食文化の振興事業中止 馳知事が発表 馳浩・石川県知事は記者会見で、七尾市を中心に今年1月から「アニメ・マンガ」「音楽」「美術」「食文化」を柱に展開する予定だった「東アジア文化都市」事業を中止すると発表した。日本、中国、韓国の文化芸術に関する取り組みで、盛山正仁・文部科学相の了解を得たという。能登復興イベントとして数年後の開催をめざす。 また、「復興生活再建支援チーム」を23日に発足させることも明らかにした。被災者の避難生活の改善や中長期的な生活再建、復興への企画立案などをする。馳知事は、「被災された数万人の方々ひとり一人の要望に応え、目標を示しながら創造的復興のため進んでいきたい」と述べた。05:03JR七尾線の羽咋―七尾間が再開 能登半島地震で大きな被害を受け、運転をとりやめていた石川県のJR七尾線羽咋(はくい)―七尾間(24・7キロ)が再開した。通勤・通学客の多い金沢―七尾間(65・9キロ)が再びつながった。■■■1月21日■■■15:00農水相「隆起の問題、大きな課題」 坂本哲志農林水産相が石川県・能登半島の被災の状況をヘリで視察した。視察したのは、地盤隆起で漁港の役割を果たせなくなっている鹿磯漁港(輪島市)や狼煙(のろし)漁港(珠洲市)、地割れが起きている「白米の千枚田」(輪島市)など5カ所。 取材に対し、「考えていた以上の大変な被害で、あらためて様々な調査をして今後の対応策を考えていかなければいけない」と話した。「隆起の問題にどう取り組むかというのは大きな課題。東日本大震災でも隆起というものを体験していない」とも述べ、専門家の意見も踏まえて被災した港に対応する方針を示した。09:00復旧・復興の財源めぐり与野党幹部が議論 与野党7党の幹事長・書記局長らがNHKの討論番組に出演し、能登半島地震からの復旧・復興について議論した。 政府は復旧・復興費用の財源として、来年度当初予算案の「予備費」を5千億円積み増し、計1兆円を計上。自民党の茂木敏充幹事長は「まず、この中でしっかりと速やかに対応することが重要だ」と述べた。 立憲民主党の岡田克也幹事長は「単に元に戻せばいいということではない。(復興の)ビジョンを国会で議論しながら、補正予算を作っていくことが大事」と強調。国民民主党の古川元久国会対策委員長も早期の補正予算案の編成を求めた。公明党の石井啓一幹事長は「状況に応じて補正予算は検討していくべきだ」と述べたが、茂木氏は「予算の問題でちゅうちょすることなく、必要な対策を現場で打ってもらう。安心感を与えながら復興を進めていきたい」と述べるにとどめた。■■■1月20日■■■10:00輪島市、一部地域で学校が再開へ 輪島市は20日、市西部の門前地区にある小学校と中学校計3校に通う約80人を対象に、24日から学校を再開すると発表した。当面は門前東小で午前9時~正午に受け入れるという。市東部の町野地区についても1月下旬からの受け入れを検討しているが、中心部は「調整中」としている。 市によると、校舎の応急危険度判定を踏まえた判断といい、学校内の空いたスペースを活用して児童らが集う場所を確保する。通常の授業は行えないが、小川正教育長は「子どもたちに顔を合わせる機会を早急に作ってあげたい。保護者についても子どもが学校に集うことで安心して復旧復興あるいは仕事に向かってほしいという思いから」と狙いを説明した。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

伊丹空港で全日空機の翼同士が接触、けが人なし 国内便10便欠航

2024年2月1日 17時32分 1日午前10時8分ごろ、大阪(伊丹)空港で全日空の国内線旅客機2機の翼同士が接触した。2機の乗員、乗客にけが人はなかったが、この影響で国内便10便が欠航した。 全日空広報部によると、ANA422便(福岡発伊丹行き)が到着後に駐機場に向かって移動していた際、停止して待っていたANA1637便(伊丹発松山行き)と右の翼同士の先端部分が接触したという。 2機は整備点検することになり、ANA1637便は機体を換えて午前11時32分に出発した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル