【マンガ動画】寒い時期の地震 避難時に準備したい防寒対策とは
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written…
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「多様性」という言葉をよく聞きます。性別、性のあり方、人種、国籍、障害の有無、信条、職業など、世の中は様々な人々で成り立っています。多様性を尊重し、誰もがその人らしく生きる社会にしようと、条例をつくる県や都市も増えてきました。多様性の尊重とは、どういうことなのでしょうか。AV女優で小説家の紗倉まなさん(30)に考えを聞きました。 ◇ 千葉県でこの1月、「多様性の尊重」を掲げる条例が施行されました。自分が生まれ育ったところで、多様性について話し合われ、条例ができたことをうれしく思いますし、この流れを進めることに賛成です。情報発信によって多様性尊重の考え方を初めて知る方もいるでしょう。人々の意識の変化も生まれるのではないでしょうか。東京都渋谷区に住んでいる人が、全国に先駆けて区が設けた(同性カップルを婚姻に準じた関係と公的に認める)パートナーシップ制度を誇りにしていると聞いたことがありますが、自分の住んでいる地域が寛容に開いていくことに喜びを感じる気持ちは私にもよくわかります。多様性尊重する条例が、当事者の心のお守りに 私は小・中学生時代は千葉県市川市に住み、私立の女子校に通いました。その後、県内の工業高等専門学校に進学しました。今でいうLGBTQ(性的少数者)の子が友達にいて、当時は隠すのが当たり前という雰囲気でした。私はそのことを知ってはいたけれど、どうしてか、うかつに触れてはいけないことだと思っていました。 生まれた時の性と自分がそうだと感じる性(性自認)が異なる人は、それを開示する必要もないですし、開示するよう周囲が圧をかけるのもおかしい。中には、本当は言いたいのに、理解してもらえず嫌な思いをするからと、言えない人もいるかもしれない。条例はそんな当事者にとって、心のお守りのようなものになってほしいと願っています。 トイレやお風呂など肌を露出…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル
動物をたたくなどの動物愛護法違反(虐待)の疑いがあるとして、神奈川県警が動物愛護団体の施設を家宅捜索した際に、団体から押収した犬や猫計114匹のうち、約80匹の行方が分からなくなった問題で、この団体が19日、神奈川県を相手取り、600万円の損害賠償と犬猫の返還などを求めて横浜地裁に提訴した。 訴えを起こしたのは「レスキュードアニマルネットワーク」(横浜市神奈川区)。訴状によると、同法違反の疑いで告発を受け、県警が2021年9月、藤沢市内にある団体の保護施設を家宅捜索。22年までに犬や猫計114匹を押収したが、県警は犬猫の管理を、団体を告発した関係者に委託し、その後約80匹が持ち去られ、行方がわからなくなったという。 団体側は「県警は押収物の管理や返還義務を負っているのに果たしていない」とし、「犬猫が連れ去られ約2年が経つが、どこにいるか、生きているかどうかも分からない。これはむしろ警察による虐待ではないか」と主張している。 県警監察官室は19日、「訴状が届いていないためコメントは控える」とした。(加藤美帆)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル
保護司の高齢化が進んでいる。千葉保護観察所によると、県内では保護司法が定める定数1418人に対し、1日時点で1290人。充足率は90・9%だった。70歳以上は全体の38・9%の503人で、平均年齢は65・5歳。持続的な担い手の確保が急務になっている。 法務省によると、全国の保護司の数は2004年の4万9389人をピークに減少し、21年には4万6358人。その後、特例で再任を認めるようになり、23年は4万6956人に増えた。一方、平均年齢は約20年間で2歳以上高まり、65・6歳だった。 保護司は刑務所を出た人たちに寄り添い、地域で立ち直りを支える。法務省は有識者検討会を設置し、制度のあり方を見直す議論を始めている。特例で再任が認められても大量の退任が見込まれるため、年齢制限の緩和や待遇の見直し、公募制の導入などを検討している。万引きを繰り返す少年 「新しいことを知る楽しさがある」。現役で活動する船橋地区保護司会の戸松篤司会長(73)は約20年の活動をそう振り返る。 5年以上前、万引きで捕まった15歳の少年を担当した。少年は高校を中退後、アルバイトを転々としていた。月2回、戸松さんの自宅で面談し、仕事や休日の過ごし方などを話し合った。 2年ほど過ぎて迎えた正月…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル
17年前、生後2週間の女の子は、たくさんの人に守られて人生を歩み始めた。この避難所で――。 広沢聖菜さん(16)は石川県七尾市に下宿し、県立七尾高校に通う2年生。昨年末から、輪島市門前町道下(とうげ)の自宅に帰省していた。 元日の午後は、部屋でふとんにくるまって寝転んでいた。1度目の揺れに「よくあるやつかな」と思った直後、立つこともできない横揺れがきた。 テレビやたんす、棚がバタバタ倒れた。大津波警報が出た。介護の仕事で母(53)は不在だったが、部屋にいた父(48)に「行こう」と促され、弟(15)と3人で高台に走った。 身を寄せた避難所は高台の市立松風台(しょうふうだい)保育所。特別な場所だ。赤ちゃんの時の恩返し 2007年3月11日生まれ…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル
東京都は19日、都心と臨海部を結ぶバス高速輸送システム「東京BRT」の「選手村ルート」を2月1日から運行すると発表した。選手村跡地のマンション群「HARUMI FLAG」(晴海フラッグ)周辺に3停留所を設け、新橋までの所要時間は11分という。BRTの予定全ルートが開通する。 BRTは2020年10月にプレ運行を始め、これまでに、幹線(虎ノ門ヒルズ―東京テレポート)▽勝どき(新橋―勝どきBRT)▽晴海・豊洲(虎ノ門ヒルズ―ミチノテラス豊洲〈豊洲市場前〉)の3ルートがある。 選手村ルートの停留所は、いずれも晴海フラッグ周辺の、はるみらい▽晴海ふ頭公園▽HARUMI FLAG(晴海五丁目ターミナル)の三つ。1日104便(土日祝日91便)で、平日のピーク時は10分間隔で運行する。 小池百合子知事は19日の記者会見で、「入居が始まり、交通ネットワークを充実させ、利便性の高い街にしていく」と話した。新橋から先の銀座や東京駅への延伸については「当初の検討路線。今後は利用状況をみて検討していく」とした。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル
1日の能登半島地震に伴い、大規模な火災が発生した観光名所「輪島朝市」。夜通し26時間にわたる消火活動にあたった消防団員に、発災当時のことを聞いた。 石川県輪島市市ノ瀬町の消防団員の水口薫さん(45)は、実家が地震で起きた土砂崩れに埋もれながら、発災から3時間半後には朝市の火災の消火活動にあたっていた。現在も避難生活を送りながら、ポンプ車で町を回って支援物資を配り、夜は空き巣対策で巡回する生活が2週間以上続いている。家族の安否を確認 朝市に走った 水口さんの家は朝市などがある市街地から5キロほど南の山際にある。元日、妻と息子2人と自宅にいた水口さんは、地震の直後、玄関先に飛び出すと土砂の山が目に入った。200メートルほど離れた、両親が暮らす実家のあたりだ。「じいちゃんばあちゃん、死んじまったぞ」と家の中にいる13歳と10歳の息子2人に叫んだ直後、母から妻に電話があった。 両親は近くの神社で、初詣後の片付けの当番で、土砂にのみ込まれた家を空けていて無事だった。家族の安否を確認すると、田畑が広がる一帯で右往左往する何台もの車が目に入った。すぐに消防団の活動服に着替えて、近くの公民館に避難するように近所の人や車を誘導した。 誘導が終わると、けが人や寝たきりの高齢者を市立輪島病院へ搬送した。シャッターが曲がって動かない車庫を壊してポンプ車を出庫し、普段は5分ほどで行ける病院まで、地割れした道路を迂回(うかい)して進み、30分かかった。激しい炎に 無心になって放水 病院に向かう途中、遠くの市街地方面の暗闇がオレンジ色に照らされていた。火災発生の無線も入り、朝市に向かい消火活動を始めた。朝市の火元と水源の市立河井小学校のプールは400メートルほど距離があったため、20メートルのホースが3本入る20キロ弱のホースバッグを背負い、何度も往復し、ホースをつなぎ合わせた。 数時間でプールの水はなくなり、その後は海水を放水した。顔を背けたくなるほどの火と熱を相手に、仲間の団員とともに夜通しで消火活動を続けた。土砂に埋もれた実家や、近所の人の安否が気になりながらも、放水中はなるべく無心になろうとした。「何人がかりで、誰の指示で動いていたかも覚えていない。土砂崩れは掘り出せるかもしれないけど、火事は全部灰になってしまう。そう思って水をかけていた」と振り返る。 翌2日の夜10時ごろに消火活動を終えて、自宅近くの公民館に避難した。高齢者や子どもを優先し、自分は12日まで車中泊で過ごした。その後も公民館前の簡易テントの中で、余震と冷たいすきま風で眠れない夜を明かしている。復興までの道のり 「見捨てられない」 昼間は地区内の避難所で欲しい物を聞いて、市街地に物資を取りに行き、各避難所に届ける。夜は空き巣対策で、ポンプ車の赤色灯をつけて、集落を巡回している。 息子2人と母は5日から同県津幡町の姉の家に避難している。2人は新しい学校に通い始めたといい「俺たちはいいが、子どもは環境が変わってしまってかわいそうだ」と話す。 水口さんは普段は道路脇ののり面を補強する「アンカー」と呼ばれる杭を打ち込む仕事をしている。ポンプ車で、町を回りながら、地震で折れたり、飛び出したりしてしまったアンカーを見つめる。 「町も家も再建なんてできるのか。家族も離ればなれだし、町を出る友達もいる。でも避難所を立ち上げた人も、炊事する人も、救援物資を送ってくれる県外の人も、みんながそれぞれできることをしてくれる。自分も復興まで町を見捨てられない」と話した。(伊藤進之介)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル
阪神・淡路大震災を機に始まった追悼イベント「神戸ルミナリエ」が、19日から始まった。開催は4年ぶりで、28日まで。 旧外国人居留地会場であった点灯式では震災と能登半島地震の犠牲者に黙禱(もくとう)を捧げ、復興を願って歌い継がれる「しあわせ運べるように」を小学生が合唱した。メリケンパーク会場の有料エリアには光の回廊「ガレリア」が設けられ、訪れた人は無数の電飾を見上げて写真を撮っていた。 神戸ルミナリエは例年300万人以上が来場する一方、過度の混雑や警備費負担などの課題があった。今回は開催を12月から1月に遅らせ、一部エリアを有料化するなど「実験」(久元喜造神戸市長)と位置づけている。(小川聡仁)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル
大手グルメサイト「食べログ」に掲載されている飲食店側が「不当に評点を下げられた」として、食べログ側に約6億4千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が19日、東京高裁(木納敏和裁判長)であった。判決は、食べログ側の独占禁止法違反(優越的地位の乱用)を認定して3840万円の賠償を命じた一審・東京地裁判決を取り消し、飲食店側の逆転敗訴とした。 食べログは、「カカクコム」(東京)が運営し、約85万店を掲載。計約6千万件の口コミを元に、独自のアルゴリズム(計算手順)を使って5点満点の点数をつける。原告で、焼き肉・韓国料理チェーン店「KollaBo(コラボ)」を展開する「韓流村」(東京)は、食べログが2019年5月、チェーン店の評点を一律に下げる不当なアルゴリズム変更を行い、不利益を受けたと訴えていた。 優越的地位の乱用の認定には、①事業者が優越的地位にある②地位を使って相手に不利益を与える③正常な商慣習に照らして不当――の要件を満たす必要がある。地裁はいずれも認めた。 高裁も問題のアルゴリズム変更が「優越的地位にある食べログ側による、原告に不利益となるような取引の実施だった」と認めた。 一方、変更はチェーン店の評点調整以外にも多岐にわたる大幅なものであり「消費者の感覚とずれた評点の是正」などの狙いがあったと指摘。合理的な目的で相当な範囲だったと評価し、「評点下落だけでは原告の市場での競争に大きな影響を与えるとは認められない」とも述べ、不当とは言えないと結論づけた。控訴審では新主張も展開 原告側は、食べログと「有料…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル
岡山県警で交通部長を務める50代の警視正が、昨年行われた巡査部長への昇任試験の試験問題を事前に部下の警察官に漏らした疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。県警は国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで警視正に任意で事情聴取している。県警の聴取に対し、警視正は漏洩(ろうえい)したことを認めているという。 捜査関係者によると、昇任試験は昨年の秋に実施された。警視正は問題を知りうる立場にあり、部下の警察官に事前に教えていた疑いがある。この警察官から県警に相談があったことから漏洩が発覚した。県警は国家公務員法違反容疑での立件も視野に漏洩に至った詳しい経緯について慎重に捜査している。 監察課は取材に対し「現時点ではお答えできない」とした。 県警では昨年7月、児島署の巡査部長=辞職=が勤務する駐在所に家出中の少女(当時16)を泊め、わいせつな行為をしたとして、県青少年健全育成条例違反で逮捕。その後、執行猶予付きの有罪判決を受けた。今年1月には、岡山南署から事件の証拠品の現金を盗んだなどとして、同署の巡査長が窃盗や業務上横領などの疑いで逮捕され、不祥事が続いている。(上山崎雅泰)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル