バトンチームで10代男子選手が指導者から性被害 協会、関係者処分

 バトントワリングのチームで、10代の男子選手が指導者の男性から3回にわたって性被害を受けていたことが、日本バトン協会(東京都台東区)への取材でわかった。被害を覚知した協会の前の理事長は「同意の上の事案」などと決めつけ、話し合いで解決するよう促していたという。 このチームの創業者のホームページによると、チームは国内外の大会で複数回、金メダルやグランプリを受賞している。 協会は今年7月に弁護士3人の外部調査委員会を設置し、10月に報告を受けた。調査によると、男子選手は2月から3月にかけて、チームの代表で指導者だった男性の京都市内の自宅で、3回にわたって性被害を受けたという。選手は拒むことができなかったといい、精神的なショックを受け、選手生活を継続できなくなった。指導者の男性はその後、代表を辞任し、海外に渡航して連絡が取れない状態という。 当時の協会の理事長は選手か…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

スーツケースから成人男性の遺体 釣りや散歩の人たち目立つ多摩川で

 神奈川県警は30日、川崎市川崎区殿町付近の多摩川で、釣り人が見つけたスーツケースから成人男性の遺体を確認した、と発表した。県警は司法解剖して死因などを調べる。 捜査1課によると、29日午後10時10分ごろ、釣り人から「大きめのスーツケースがある」と110番通報があった。30日午前9時45分ごろ、捜査員が中を確認し、遺体を見つけたという。スーツケースはキャスター付きの大きめのサイズ。多摩川の泥が堆積(たいせき)した部分にあったといい、上流から流れてきた可能性もあるとみて捜査している。 発見場所は、京急大師線の大師橋駅から約1キロ離れた多摩川内。川沿いでは釣りやジョギング、犬の散歩をする人が目立つ。 29日にも釣りに来ていたという東京都世田谷区の30代男性は「昨日は約1キロの間に50メートル間隔で釣り人がいた。普段釣りをしている場所で事件が起きるなんて怖い」。近くにいたホームレスの男性は「昨日か一昨日に、警察官がたくさん来ていた。何かあったんだろうと思っていた」と話した。(原晟也、手代木慶)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

多摩川のスーツケースの遺体は46歳男性 殺人・死体遺棄容疑で捜査

 川崎市川崎区殿町付近の多摩川で、釣り人が見つけたスーツケースから成人男性の遺体が見つかった事件で、神奈川県警は30日、遺体は住所、職業ともに調査中、原唯之さん(46)と判明した、と発表した。司法解剖の結果、死因は窒息と判明。県警は殺人・死体遺棄事件として捜査を始めた。 県警によると、死後、数日程度と思われ、刺し傷など目立った外傷はなく、手足を折り曲げた状態でスーツケースに入れられていたという。(手代木慶)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「あんみつ発祥」の銀座若松、最終日も客足途絶えず 1894年創業

山口啓太2023年12月30日 20時00分 東京・銀座の甘味処「銀座若松」が30日、130年の歴史に幕を下ろした。 銀座若松は1894(明治27)年、お汁粉屋として創業。1930(昭和5)年に客から「もっと甘いものが食べたい」と要望を受け、店の2代目がみつ豆に自家製のこしあんをのせ、あんみつが誕生したとされる。以降、「あんみつ発祥の店」として広まった。 71年に商業ビル「銀座コアビル」がオープンし、敷地内にあった店もテナントとして、その中に入った。創業以来、場所を変えずに営業を続けてきたが、今回、ビルの再開発に伴い、閉店することとなった。 この日夕方、店の前には食事と土産を目当てに50人ほどが列を作った。店の外観や商品を大勢の人が写真に収めていた。 東京都中央区に住む60代の主婦は40年ほど前、勤めていた会社が店の近くだった。「閉店すると知って、慌てて来た。当時から変わらない味で、懐かしくて、名残惜しい。最後にここで食べられて良かった」と話した。 東京都小金井市の自営業、水上治さん(75)は、「古くからある有名な店と知っていたので、最後になんとか一度食べたかった」と夫婦で訪れ、あんみつを味わっていた。「他にない素朴な味がいい。またどこかで食べられることを祈っています」 閉店予定の午後6時になっても客足は途絶えず、「在庫がある限り」と営業時間を延長した。 時期は未定だが、店は都内の別の場所で営業再開を検討している。店長の門脇桂子さん(43)は「創業時からたくさんのお客さんに支えられ、この場所で最後まで商品を出せたことに本当に感謝です。次の場所でも多くの人に知ってもらい、愛してもらえたらうれしい」と話した。(山口啓太)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

安倍派・下村博文氏を任意聴取 東京地検 パーティー収入裏金事件で

 自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる事件で、東京地検特捜部が同派の下村博文・元党政調会長=衆院東京11区、当選9回=からも任意で事情聴取したことが、関係者への取材でわかった。 下村氏は2018~19年に派閥の実務を取り仕切る事務総長を務めた。同派は、会長だった安倍晋三元首相が22年に死去したことを受けて今年8月に集団指導体制を発足させ、会長代理だった下村氏は幹部から外れた。事務総長を経験 関係者によると、安倍派では…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「最後の一冊」に涙も…家族で守った125年、老舗書店が閉まった日

 東京都目黒区の「新高堂書店」が30日、閉店した。 新高堂書店は1898(明治31)年に台湾で創業し、戦後に日本に移り、中目黒駅前で営業してきた。 営業最終日となったこの日は、朝から常連客がひっきりなしに訪れた。それぞれの「最後の一冊」への思い 小学生のころから40年以上も通い続けている人、毎週、週刊誌を買っていた人、仕事帰りに立ち寄ることを楽しみにしていた人……。 一人ひとりが「最後の一冊を」と本を選んでいた。涙を流しながら、レジに立つ5代目店主・梅田美音(みね)さん(48)に感謝を伝える人もいた。 50年以上前の高校生時代に…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

外出での危険、察知するAI搭載白杖「みちしる兵衛」 高校生開発中

 視覚障がいのある人が安全に歩けるように――。前方の線路や横断歩道、歩行者や車などを人工知能(AI)を使って分析し、音声で伝える杖の開発をしている高校生がいる。AIに学習させた画像は自ら歩いて集めた9千枚超。安全な街の道標となるよう願い、スマート白杖(はくじょう)「みちしる兵衛」と名づけ、実用化を目指す。 開発を手がけているのは、群馬県立高崎高校3年の高田悠希さん(17)。杖を握る部分にカメラと小型のコンピューターを取りつけ、左右160度を映すカメラで前方を撮影し、AIがその映像を解析する。 事前に横断歩道や線路、踏切、自転車、歩行者などを「危険なもの」と学習させておく。外出中にそれらを認識したら、肩にのせたネックスピーカーから、自動で「横断歩道あり」「踏切あり」「自転車あり」などと音声で伝える仕組みという。 横断歩道から外れると「右に…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

白河の関越え「熱波」でサウナ甲子園V おもてなし原点は13年前に

 室温90度。入って3分、じんわりと、全身から汗がしみ出してくる。 しばらくすると、半袖短パンの男性が現れた。持参したシラカバのアロマ水をサウナストーブにゆっくりとかけると、かぐわしい香りが室内に充満した。 男性は、持参したバスタオルを頭上で振り回した。続いて、こちらに向けタオルを上から下に、勢いよくあおぎ始めた。 すると、経験したことのない「熱波」が、体を包み込んだ。一瞬で、サハラ砂漠にワープしたかのような感覚だ。「オォゥ……」。心地よさによるため息とも、熱さによるうめきともつかない声が、おもわず口から漏れた――。 男性は、福島県いわき市の温浴施設「北投(ぺいとう)の湯 いわき健康センター」の宮野尊晴さん(39)。蒸気が満ちたサウナ室内の空気をタオルなどで循環させ、利用者の体感温度を上げる職人を「熱波師」という。宮野さんは、センターに男女15人いる熱波師の1人だ。タオルであおぐ強さ競い……健康センターが世に知れた日 センターが熱波師を導入した…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

揺れる救命ボート、濡れた体に風 寒さに震えた1時間

 鹿児島県十島村の悪石島沖を航行中のフェリーとしま2(1953トン)で29日に発生した火災で、当時の乗客の一人が朝日新聞の取材に応じた。ひどい揺れと寒さを感じる洋上で「この先どうなるかわからず不安だった」と避難時の心境を語った。 松江市の会社員、福島正起さん(46)は旅行で宝島を訪れ、29日午前5時過ぎに、宝島からフェリーに乗った。 火災発生を知らせる船内放送があったのは、小宝島を経て悪石島に向かう途中だった。ベッドから跳び起きて、ロビーに向かうと、煙のにおいを感じた。 「大事にはならないだろう」と思っていたが、乗務員から「これから避難していただきます」と告げられた。慌てて部屋に戻り、携帯と財布だけつかんで部屋を出た。 その後、寒さに気付いて上着をとりに戻ろうとしたが、「戻れません」と制され、半袖にパーカ、ズボン姿で救命ボートへ。オレンジ色のビニールプールのような小さめのものに移った後、さらに少し大きめの2隻の黒いゴムボートに移った。乗客、乗務員十数人ずつが分乗したという。嘔吐する乗客、募る不安、乗務員の声に励まされた 洋上では船が激しく揺れ、ボ…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Au Japon, un procès ravive les critiques d’un système judiciaire aux dérives récurrentes

La condamnation, mercredi 27 décembre, de la police métropolitaine et du parquet de Tokyo pour avoir…