マンションの部屋ごとに投資客を募って民泊事業を代行していた、大阪最大手の民泊投資会社「ハンドグローイング」(大阪市淀川区)が経営難に陥り、今年に入って事業停止した。新型コロナウイルス禍の2~5月に次々と施設を廃止。ハンド社は取材に、昨年まで宿泊実績を水増ししながら、新たな投資を募っていたことを認めた。 ハンド社は2011年設立の不動産系ベンチャー。信用調査会社によると、16年までは賃貸交渉など不動産関連のコンサルタント業を軸にしたが、大阪市が16年10月から特区民泊事業者の受け付けを始めたのを機に、民泊の運営代行サービスを本格的に始めて急成長。18年10月期の売上高は16年同期の26倍超の約15億4千万円に上った。25年の大阪・関西万博誘致のオフィシャルサポーターで、投資客向けセミナーでアピール材料にしていた。 辻武弘社長は5月、朝日新聞の取材に応じ、2月末での負債総額は約40億円で、日韓関係の悪化で昨夏から韓国の旅行会社を通じた予約が入らなくなり、新型コロナが決定打になったとした。 大阪市保健所などによると、国家戦略特区制度に基づく「特区民泊」としてハンド社が認定を受けた同市内の施設は17年度に13、18年度に31、19年度に33の計77カ所、900室(今年5月までにすべて廃止)で、業者ごとではいずれも大阪府内最多だった。辻社長によると、約600の個人・法人と契約し、認定された部屋のうち約800室で民泊を代行運営していた。 ハンド社は投資客向けに、運営資金を出した部屋の予約状況をチェックできる専用サイトを公開していた。4月に投資客に送った調査報告書では、架空予約について「多数存在した」と認定。投資客から代金を受け取りながら、家主から引き渡しされていなかった物件も多数存在し、家主と契約できていない物件も存在したとしていた。 ハンド社の資料によると、投資客は、家主に払う礼金や民泊の申請費、家具購入費、予約サイトへの登録費などの初期費用を負担。民泊営業後は毎月の宿泊代から、家賃や民泊運営の代行手数料などを引いた金額を得る仕組みだった。投資客の多くは仲介業者からの紹介だったという。 同社関係者は「仲介業者が『予約が埋まったことにしないと投資客に売れない』と言うので、求められて予約があったことにした。それで売れたので止まらなくなった」とした。 拡大するハンドグローイングが大阪市城東区のマンションでの民泊営業の開始を関係者に伝える虚偽のメール。この物件の民泊営業の申請は出ていない=関係者提供、マンション名にモザイクをかけています 辻社長は賃貸契約前の物件に投資させたことについて、「エージェント(仲介業者)が先行して振り込み依頼を行った場合がほとんど。悪意をもって行ったことなどありません」と文書で追加説明した。 同社はおおむね年利十数%~20%超で、初期投資分を5年ほどで回収できる見通しと説明していたが、昨年9月から利回り支払いが滞り、12月から自転車操業の状態になったという。今年1月には投資客に民泊事業からの撤退に伴い契約解除を求めた。東京、大阪、名古屋、福岡などで3月以降、投資客を集めて説明会を開き、辻社長らが事業停止に陥ったことを謝罪した。だまされたとして、すでに損害賠償を求めて提訴した投資客もいる。 ◇ 一連の取材は朝日放送テレビと共同で進めてきました。同局が近畿圏で放送する15日夕のニュース情報番組「キャスト」で特集します。(長谷川健、吉村治彦、市原研吾) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
犬山城下、鎮座するエビフライ 天守の「事件」で発案
丼の両脇に2本のエビフライがそびえ立ち、中央にみそかつと温泉卵がのる……。 インパクト大の丼が、愛知県犬山市の老舗食堂「キリン亭」の看板メニューとなっている。「犬山しゃちほこ丼」(税込み1100円)。どういうことなのか、店を訪ねた。 キリン亭は創業1927(昭和2)年。3代目の松山哲也さん(42)、敦子さん(42)夫妻が営む。喫茶店のような雰囲気で、テーブル席と座敷席がある。「味も空間も、お客さんに楽しんでもらえるお店をめざしています」と哲也さんは話す。 拡大するキリン亭の「犬山しゃちほこ丼」(税込み1100円)=2020年9月2日、愛知県犬山市 しゃちほこ丼は見た目は豪快、ボリュームもあるが、味はやさしく食べやすい。エビフライはさくさくした衣が特徴で、タルタルソースをつけていただく。みそかつにかかった特製のみそだれは、甘すぎず、すっきりしている。温泉卵でまろやかさが加わる。 風変わりなメニューが登場したきっかけは、犬山市のシンボル・犬山城をめぐる「事件」だった。 国宝の天守におきた「事件」 犬山城は1537(天文6)年、織田信長の叔父・織田信康によって、木曽川沿いの小高い山の上に築かれた。江戸時代には尾張藩付家老の成瀬氏が城主を務め、昭和期に国宝に指定された。 拡大する一部が破損した天守のしゃちほこ(左)=2017年7月、愛知県犬山市 そんな犬山城で2017年7月、天守の一対のしゃちほこのうち、北側のものが落雷で壊れた。 すぐに修復が決まり、新しいし… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
まるで広告、見上げれば引退列車の思い出 私の一押しは
徳島県海陽町と高知県東洋町を結んで走る阿佐海岸鉄道の車内に、「さよなら列車企画」の一環として実施した「第5回阿佐鉄フォトコンテスト」の応募作品が展示されている。撮影者の思いが詰まった全40点が、中づり広告のように天井からずらり。乗客がシール投票で「これぞ」という作品を選び、審査に参加できるようになっている。30日ごろまでの予定。 阿佐鉄は線路と道路の両方を走るDMV(デュアル・モード・ビークル)の運行を今年度中に予定しており、現行のディーゼル車2両はDMVと交代して引退する。2両は、1992年の開業当初から走る「しおかぜ」と、2008年廃止の高千穂鉄道(宮崎県)から譲り受けた「たかちほ」。阿佐東線(海部―甲浦)を定期運行しており、いずれの車両でも全応募作品を見て審査できる。 応募作品は、阿佐鉄の車両が港や田んぼのある風景を走る姿や、JRの車両と並んだ姿、車内の天井にLEDをちりばめた「天の川列車」企画の様子など。撮影者の思いも添えられている。 入賞作品は、乗客による一般審査と阿佐鉄関係者の審査で決まり、11月上旬から、車内で第1回からの入賞作品を展示する予定。(斉藤智子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「私は負け続けた人間」と語ったことも…“たたき上げ”菅氏、黒子から主役になるまで(西日本新聞)
冬には豪雪に見舞われる山あいの集落は、こうべを垂れる稲穂で黄金色に染まっていた。秋田県南部の湯沢市秋ノ宮地区。田園を縫うように、太公望に愛される役内川が流れる。 【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏 「子どものころは夏は魚捕り、冬は相撲かスキー。それしかなかった」。地区で生まれ育った菊地洋一さん(71)は幼少期を振り返る。「おい、ザッコ(雑魚)捕りさいくどー」と誰からともなく誘い合い、日が暮れるまで川に入った。 イワナ、アユ、ときに数十センチのマス。地区には、魚捕りがひときわ上手な同級生がいた。モリを手に潜ると獲物をさっと仕留め、周囲にはにかんだ笑顔を見せた。14日午後、菊地さんはテレビ画面でスポットライトを浴びる男に、遠い記憶を重ねた。 「あの時の表情だな。ヨシヒデがここまでなるなんてな」 菅義偉氏はこの日、自民党総裁選で圧勝し、万雷の拍手の中で「この日本のために、そして国民のために働くことを誓う」と高揚気味に語った。 気遣い、負けず嫌い、一度決めたら譲らない-。幼なじみが共有する菅氏の印象はこの3点だ。そしてこう口をそろえる。「スポーツは万能。勉強もできる。でも、どれも1番ではなかったな」 相撲では相手にけがをさせないよう投げ飛ばさず、つり出した。腕っ節は強かったが、友人同士のけんかは双方の言い分を聞いてなだめた。中学の野球部では、熱心な練習で憧れのサードを射止め、変則的な打撃フォームの修正を監督に命じられても「これが自分に合っている」と貫いた。 進学した湯沢高まではバスと汽車を乗り継いで2時間。雪に閉ざされる冬場は下宿する。幼なじみの伊藤英二さん(71)は長い時間を語らったが、将来の夢を聞くことはなかった。父はイチゴ農家として成功。姉2人は教員。どちらかの道に進むのだろうと思っていた。 1967年。卒業を迎え、集団就職の同級生は東京へ。波に乗り遅れた菅氏もすぐに上京を決めた。高校1年の時に地元で聖火ランナーの伴走をした東京五輪の高揚感が残っていたのかは分からない。伊藤さんはこんな言葉を聞いた。 「農業じゃいい暮らしはできねえ。ほかのことさ見つけてえ。何かやることがあるはずだ」 間もなく国のトップに立つ菅氏は、明確な目標を持たずに故郷を飛び出した青年だった。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
孫娘殺害、「きつく言われ立腹」 容疑の祖父が供述、福井(共同通信)
福井市の住宅で高校2年の冨沢友美さん(16)が殺害された事件で、福井県警が殺人容疑で逮捕した同居の祖父進容疑者(86)が「孫にきつく言われて腹が立った」という趣旨の供述をしていることが15日、捜査関係者への取材で分かった。 進容疑者が、事件直前に友美さんと口論になったと説明していることが既に判明。県警は突発的に事件に及んだ可能性が高いとみて調べている。 進容疑者は9日、福井市の自宅で、2人で住む友美さんの上半身を刃物で複数回刺して殺害したとして、10日に逮捕された。凶器とみられる包丁は室内で見つかった。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
インターネットで「死にたい」は薄まるか? 和光大・末木新准教授に聞く「研究の最前線」(弁護士ドットコム)
インターネットと自殺が関連した事件が注目を浴びている。 2019年11月、難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者だった女性(当時51)が、ツイッターで連絡を取り合っていた医師2人によって殺害された。安楽死を望んでいた女性が報酬を支払い、医師2人が薬物を注入した。医師2人は嘱託殺人の疑いで逮捕・起訴されている。 また、2017年10月には、神奈川県座間市のアパートで男女9人を殺害した疑いで、白石隆浩被告人が逮捕された。彼もツイッターで、自殺願望のある女性たちとやりとりをしていた。ネットと自殺に関連する分野を研究する和光大学の末木新准教授(臨床心理学)に聞いた。(ライター・渋井哲也) ●「死にたい」はレアな現実ではない ――自殺について研究することになったきっかけは? 末木: 拙著『自殺学入門』(金剛出版・2020年)の »あとがき »でも触れましたが、祖父が自殺をしたことです。もともと研究者になろうと思っていたのですが、やはり、関心のある研究テーマは「自殺」でした。現在、和光大学で「自殺学」を開講していますが、文系の大学では、ほかにないのでは。和光大学はわりと寛容なので、「やりたい」と言ったら、「どうぞ」という感じでした。 ――今年は希死念慮(死にたいという願い)があったALS患者がツイッターで知り合った医師に殺害されました。また、2017年には、座間市でツイッターで知り合った男女9人を殺害する事件もあるなど、注目されるインターネットと自殺が関連する事件がいくつかありました。 末木: 実は、こういう事件は以前からもありました。1990年代後半から、数年おきに話題になる事件が起きています。「死にたい」という人とSNSで出会った人が、「殺したい」とまでは思わなくても、結果として殺害する。ネットを介して、お互いが引き合って、実際に亡くなってしまうのは、もう珍しくない。悲観的ですが、ゼロにするのは難しいですね。 ――2003年以降の数年間に流行した「ネット心中」(自殺系サイトなどで呼びかけて、見知らぬ人が集まって自殺すること)に比べれば、件数としては少なくなっています。ただ、座間事件では、10代、20代の若い人たちが犠牲になりました。「死にたい」というキーワードに吸い寄せられたわけですが、どんな心情が働いているのでしょう? 末木: 事件について、個別の事情はわかりませんが、自殺者数は、10代後半から増えます。若年層(20代まで)と高齢者(60代以上)の自殺率は変わらなくなってきています。また、20代後半からは、自殺について考えたことがある人は一定の割合で出てきますので、ありふれた現象と言えます。つまりは、「死にたい」と思うことは、レアな現実ではないのです。その中で一定の人は、ネットで自殺について調べます。しかし、実際に、知らない人と会うとなると、そこはハードルが違います。 ――末木さんは『インターネットは自殺を防げるか』(東京大学出版会・2013年)という本も出していますが、その問題意識の出発点は? 末木: 自殺について理解を深めようと、研究テーマに選んだとき、私には研究するフィールドがありませんでした。修士1年の私が、病院に行ったとしても、リスクが大きく、誰も相手にしてくれません。そのため、僕自身がアクセスできる手段を考えたとき、ネット上に自殺を考えている人がたくさんいることに気づいたんです。 2007年当時、ネット空間では、自殺をテーマにした掲示板があり、メールアドレスが書き込まれていました。そこで、適当にメールを送ってみたのです。すると、ある程度レスポンスがあり、話を聞き始めました。特にネットに関心があったわけではなく、自分ができるフィールドがネットだったのです。ネットと自殺について研究している人もいませんでした。ネット利用自体が広まった世代的なものだったと思います。 ――ネットで自殺を防げるという思いもあった? 末木: それこそ、渋井さんの本を(『ネット心中』や『明日、自殺しませんか?』)を読んだり、自殺系掲示板の書き込みを読んだりして、掲示板には良いことが書いてあると思っていました。もちろん、危ない面もありますが、いい面もある。それは、間違いなく、掲示板を読んでいればわかりました。そのころ、「ネットは危ない」しか言われない。それは違うよねって。 一時、『ウェブ進化論』(ちくま新書・梅田望夫)が、ベストセラーになりました。「Web 2.0」というキーワードは、ネットはよいものとしてあり、ネットがもっと広がれば、コンテンツは良質になるし、知識はみんなが安く平等にアクセスできるはずだ、という論調だったと思うんですが、その影響もありました。ネットは匿名の人同士でもっといいものができるはずだ、と。 ●ネットで「希死念慮が薄まる」という結果がなかなか出ず・・・ ――そういう思いがベースにあったんですね。 末木: 当時はそうでした。実際、博士論文もそういう論調で書きました。ただ、論文の査読の過程で、ずいぶん内容が修正されました。その後、研究費をとれるようになり、2011年ごろに調査の規模を拡大しました。 ところが、利用者を追跡調査すると、思ったとおりの結果が出ませんでした。私の中では、ネットを利用していると、「希死念慮が薄まる」「抑うつ感が下がる」という結果が出てきてほしいと思っていたんです。ついに決定打が打てると思っていた。しかし、そんな結果は出てきませんでした。むしろ、どちらかと言えば悪くなっている、という結果でした。 もともとベースにあった掲示板でのインタビューは、自殺系掲示板をよく利用している人にアンケートをとっていました。そういう調査に協力的な人は、コミュニティに愛着があったり、いい経験をした人が多かったんです。今から考えれば、そういうバイアスはあったと解釈できます。 一方、悪い経験をした人は、すでに掲示板を去って、そうした調査には協力してくれない。加えて、先ほども述べたように、僕自身が、ネットのいい面を吸い上げたいという気持ちが強くあったんです。それらが相まって、「ネットで希死念慮が薄まる」という結果が最初は出ていました。 しかし、大規模調査をすると、自殺について書き込んだけれど、誰からも返信がなかったという人がたくさん出てきます。そのため、自殺系掲示板でいい経験をしている人はいるけれど、全体としては、理解されないとか、説教されてネガティブな反応になっていることも多かった。 ――それで、Googleの検索連動広告を活用した相談窓口の活動をするNPO法人OVA(伊藤次郎代表)とつながる? 末木: 博士論文を本(『インターネットは自殺を防げるか』)にした2013年6月、伊藤さんが会いに来てくれました。当時、すでに伊藤さんはひとりで相談活動をしていましたが、もっと本格的にしたほうがいいという話をしました。若い女性が多いという意味では、掲示板も、検索連動広告も変わりません。OVAの目的は、対面の支援者につなぐことです。ただ、比較対照群を含めた研究はまだできていません。 ――自殺関連の掲示板やチャットでは、長時間利用や精神的な依存が指摘されることがあります。OVAの場合はどうでしょうか? 末木: コミュニケーションに依存することはOVAの場合でもあります。少し前のデータになりますが(注)、平均すると、1人あたり5~10回のやりとりがあります。しかし、依存してしまう場合は、100回ということもあります。そのため、OVAの方法も継続的に自己検証しないといけません。ただ、アウトリーチ型のサービスは、脱落率が高い。そのため、追跡調査の協力率が高くない。そうなると、支援が機能しているのかわからなくなります。アンケートで追跡するのは難しく、相手にとっても面倒です。そのため、別の方法を考えています。 ●動画を使った研究も広がっていく ――座間事件をきっかけに、厚生労働省は、若者の自殺対策の一つとして、SNS相談を始めました。事業者ごとの相談件数や年代、性別が公表されていますが、支援の内容や効果についてはわかりません。 末木: 相談件数しか公表してないのは問題ではないでしょうか? 「件数」の定義も、団体によって違うと思いますので、意味がありません。件数を伸ばすことが目的なのでしょうか? SNS相談の中身をみたことがありませんのでなんとも言えませんが、少なくとも私が知る限り、SNS相談が自殺対策として有効であると示す研究はありません。 ――ツイッター社も、自殺関連ワードをつぶやくと、自殺防止センターのアカウントが表示されるという対策をしていますが、どう考えますか? 末木: ツイッター社はその結果を公表してほしいですね。 ――ネットと自殺に関する研究以外のテーマは? 末木: 名前は言えませんが、首都圏のある鉄道会社での自殺の研究をしました。自殺が起きやすい駅、駅の中でも起きやすい場所を検証しました(注)。そうした自殺が起きやすいホットスポットの対策ができると思います。予算だけが理由ではないですが、ホームドアが作れない理由があったります。そのため、どういう駅の構造がよいのか、という研究もしています。 また、今後は動画を利用した研究も増えるのではないでしょうか。街中にカメラが増えたおかげですが、自殺直前の状況や行動がわかります。自分でもやっていこうと思っています。 自殺と報道の関係でも、プロレスラーの木村花さんや俳優の三浦春馬さんが亡くなったことの報道がありました。30年前に比べたら、自殺報道はよくなったと思います。以前だったら、現場でレポートする状況が流されました。しかし、今回は、支援窓口の情報が流れていました。その点はよかったと思います。ただ、報道による自殺の影響は、コロナ問題もありますので、わかりません。 […]
ダニ駆除は秋口が絶好機 ソファ&クッションのダニを撃退するプロ技(ウェザーニュース)
異常ともいえる酷暑もようやく収まりを見せ始め、朝夕などにはようやく秋の気配が感じられるようになりました。そんな夏から秋にかけての日々は、実はダニによるアレルギーの危険が最も高まる時期とされています。 ダニの死骸がアレルギーのもと 「ダニは温度20~30℃、湿度60~80%の高温多湿を好むので、7~8月に発生のピークを迎えます。9月になると、さらにダニの糞や死骸が蓄積し、これらもアレルゲン(アレルギーの原因物質)になるので、秋はダニアレルギーのリスクが高まるのです」というのは、アース製薬・ブランドマネージャーの北口明宏さんです。 また、秋は湿度が下がるため、カーペットやソファ、寝具などに付着したハウスダストが舞い上がって吸入しやすくなるといいます。1gのハウスダスト中にダニが100匹以上いるとぜん息体質、500匹以上だとぜん息発作を起こすという報告もあるそうです。 ソファのダニは60℃で死滅、スチームアイロンが効果的 なかでも、布製のソファ、クッションなどは、湿気を好み、ホコリの栄養分をエサとするダニにとって絶好の住みかだそうです。そこで、ソファやクッション類のダニ対策法について、ハウスクリーニングのプロである「おそうじ本舗」技術アドバイザーの尾崎真さんに伺いました。 「なにより、秋に増えるダニの死骸を除去することが大切です。布製ソファのクッションや背もたれとの隙間には、多くのダニやダニの死骸が潜んでいます。生体のダニは60℃で死滅するので、そこにスチームアイロンを当てると効果的です。 その後、死骸を除去するため、ソファ全体に掃除機がけを行います。隙間には細い隙間用のノズルを取り付けて吸い込みます」(尾崎さん) 予防法にはどのようなものがあるのでしょうか。 「毎日の掃除の際に、ソファにも掃除機をかけ、ほこりを溜めないようにしてください。菓子類のかすもダニが増殖する要因となりますので、落ちたらすぐに取り除くことを心がけてください。 部屋の換気もこまめに。ソファのカバーも外せるものは外して、定期的に洗濯しましょう」(尾崎さん) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
岸田氏に温情票?むき出しの“派閥の論理” 露骨な「石破つぶし」も(西日本新聞)
14日、菅義偉新総裁を選出した自民党総裁選はむき出しの「派閥の論理」に始まり、終わった。無派閥の菅氏に5派閥が競うように相乗りし、告示前に勝負はついた。石破茂元幹事長を最下位に落とし、再起不能にさせることをもくろみ、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相がそれぞれ所属する派閥から、2位の岸田文雄政調会長に議員票を融通する工作も行われたとみられる。「密室」「談合」色が拭えぬ選出過程は、新政権を縛る足かせになりそうだ。 【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏 「岸田文雄君、89票」-。 野田毅・総裁選挙管理委員長が読み上げた瞬間、総裁選会場のホテルにどよめきが広がった。岸田氏の地方票はわずか10票。率いる岸田派は47人のため、数字は岸田氏が事前の予想をはるかに上回る国会議員票を獲得した事実を告げていた。「よしっ」と強くあごを引く岸田氏。派閥の参院中堅は拍手をしながら「予定より30票近く、多いな」とつぶやいた。 今回、菅氏を推した首相と麻生氏だが、岸田氏も見捨てたわけではなく、一方で石破氏を毛嫌いしているのは周知の事実。2位争いに後れを取りそうだった岸田氏を見かね、当の菅氏も地方票の集計直前、方々に電話して岸田票の現状を情報収集していた。 この日、首相の出身派閥・細田派の中枢幹部は、菅陣営の関係者から「(岸田氏に)票を回したのか」と尋ねられ「自民党には、こういういいところがあるんだよな」と満足そうに独りごちた。麻生氏の側近も「うまくいった」と漏らし、圧倒的優位だった菅陣営から岸田氏サイドに対する温情票の存在をにおわせた。 国会議員票が伸びず、計68票にとどまった石破氏は、硬い表情を崩さず会場を後にした。幕引きまで続いた「石破つぶし」の背景を、自民党関係者は明かした。「『石破総理』がいかに非現実的かを、党内外に示す。石破氏の政治生命の芽を徹底的に摘んでおくということだ」 ■ 首相が辞意表明した翌日の8月29日、二階俊博幹事長らと菅氏が密会して流れをつくり、5派閥が勝ち馬に乗ろうと「菅氏支持」で雪崩を打った構図だった。 派閥に属さず、党内基盤の薄さが弱点だった菅氏。自身の派閥に総裁候補を持たないため、「キングメーカー」になることでしか党中枢の地位を保てない二階氏。両者は利害がピタリと一致し、補完し合える関係にあった。二階氏は地方で人気の高い石破氏に有利とならないよう、党員・党友投票を省略する「簡易型」の選挙方式も早々にレールを敷き、菅氏に大きな恩を売った。大勢は決した。告示前から各派閥の関心は菅政権を見越した猟官運動に移り、「論功行賞」狙いの綱引きが際立った。 自民党はかつてカネ、人事、選挙を陰で操った派閥支配が世論の批判にさらされ、政治改革の潮流ともあいまって2009年には野党に転落、出直しを図ったはずだった。今回の選挙戦では政策論争は後景にかすみ、「数は力」の原理に基づく派閥政治が堂々と復権し、「古い自民に後戻りするな」の声はかき消された。 16日、第99代首相となることが確実な菅氏。14日の記者会見では「派閥の弊害ということは全くない」と言い切ってみせたが、選挙戦で背負い込んだ派閥のしがらみがそのリーダーシップに影を落とすことは避けられない。 (河合仁志、一ノ宮史成、下村ゆかり) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
芸は身を助ける…高齢アザラシ「甘え芸」のワケは?(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) オホーツク海に面した北海道の町に、アザラシ2頭だけが暮らす動物園があります。 まるで腹筋のような動きをしているのは、ゴマフアザラシの「アグ」です。今年で32歳のアグは0歳の時に保護され、5年前にこの動物園の開園と同時にやってきました。今では約40種類もの芸ができます。極めつけは「甘え芸」です。 飼育員・遠藤史帆さん:「甘えてるってわけではないんですよね。トレーニングの一環なので。アグが寝て飼育員が隣に行くと=抱っこと教えている。重たいです。83キロを支えるのはこっちもなかなか厳しい」 アグは人間でいうと90歳のおじいちゃんです。大切なのは健康です。 飼育員・遠藤史帆さん:「芸は健康管理で覚えさせる。口の中を見て、舌がピンクだったら元気、白だったら体調悪いかなと」 こうした芸はお客さんを喜ばせるだけでなく、健康管理の一環も兼ねています。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
としまえんプール死亡事故 女児の両親が運営側を提訴
東京都練馬区の遊園地「としまえん」(8月閉園)のプールで2019年、小学生が水に浮かんだ遊具の下でおぼれて死亡した事故で、小学生の遺族が、安全管理を怠ったとして、運営会社の豊島園と親会社の西武鉄道などに計約7500万円の賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。第1回口頭弁論が14日にあり、としまえん側は請求棄却を求めた。 訴状によると、事故は19年8月15日に発生。小学3年の女児(当時8)が、水面に浮かぶ「エア遊具」の下にいるのを監視員が見つけ、病院で死亡が確認された。遊具の下に潜り、着用していたライフジャケットの浮力で出られなくなったとみられる。 遺族は、遊具の製造・設置会社と監視員の派遣会社も提訴しており、「遊具の下に潜らないための設備設置や水中での監視を怠った」と主張している。 西武鉄道は14日、「改めてお悔やみ申し上げます。主張は訴訟の中で明らかにする」とコメントした。(新屋絵理) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル