お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(60)から性的な行為を強要されたとする女性の証言を報じた週刊文春の記事を巡り、松本さんが25日、代理人弁護士を通じてコメントを発表した。「悔しく悲しい」「一日も早く、お笑いがしたいです」などとしている。 松本さんが文春側を名誉毀損(きそん)で訴えた民事訴訟の第1回口頭弁論が28日に予定されており、裁判が始まるに際してのコメントだという。 全文は以下の通り。 ◇ 人を笑わせることを志してきました。 たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しく悲しいです。 世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです。 ダウンタウン松本人志 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
開花予想過ぎたのに、東京の桜まだ咲かず 暖冬と「寒の戻り」影響か
東京の桜の開花が例年より遅れている。日本気象協会によると、19日時点の開花予想は24日だった。1991~2020年の東京の開花日の平均(24日)も過ぎていて、東京管区気象台の担当者は「開花にはまだ数日かかるかもしれない」と話している。 25日午後2時ごろ、気象台職員が靖国神社(千代田区)にあるソメイヨシノの標本木を確認したところ、まだ一輪も咲いておらず、つぼみの先端が少しピンクがかっている程度だった。開花の目安は5~6輪だ。 暖冬と寒の戻りが要因か 昨年、都内では観測史上最も早い3月14日に開花し、22日の時点で満開の宣言が出た。今年度は夏冬ともに過去最高の暑さを記録しており、遅咲きの要因は、暖冬と「寒の戻り」とみられる。 日本気象協会などによると… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水道復旧、被災後に初めて並んだ生鮮食品 輪島のスーパーもとや
石川県輪島市町野町で唯一のスーパーマーケット「スーパーもとや」で25日、水道が復旧。能登半島地震後、初めて店頭に生鮮食品が並んだ。同店は被災しながら、元日から一日も休まず営業を続けている。 富山県高岡市の市場から仕入れたトマト、オレンジ、ホウレン草、キャベツなどが昼前に店に到着。3代目社長の本谷(もとや)一知(かずとも)さん(46)が、冷蔵ケースに手際よく並べていった。 昨日まで店内の水道が止まっていたため、衛生面や自宅が倒壊し、自炊が出来ない地域住民も多い生活環境を考えると、生鮮食品を置くことができなかったという。 本谷さんは「また1歩前に進められた。店の明かりを消さず、トラックによる移動販売を強化して地域の人たちのニーズに応えていきたい」と話した。(筋野健太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海外出張中の日立造船社員の自殺を労災認定 労基署「強い心的負荷」
東証プライム上場の大手プラントメーカー・日立造船(大阪市)の男性社員(当時27)が2021年に自殺したのは「海外出張の業務による心理的負担で精神障害を発症したことが原因」として、大阪南労働基準監督署が労災認定したことがわかった。遺族側が25日、記者会見して明らかにした。 労災認定されたのは北陸地方出身の上田優貴さん。18年に入社し、プラント施設の電気設計業務などを担当後、タイのごみ焼却発電施設の立ち上げ事業のため、21年1月から同国に出張。同年4月、高さ約30メートルの建屋から転落し、死亡した。 労基署は、上田さんは初の海外出張で、経験のない業務を命じられた上、上司からミスに対する叱責(しっせき)を受けたと指摘。「強い心理的負荷があり、精神障害を発症したことによって自殺に至った」と認めたという。労災認定は今月4日付。 遺族側代理人の岩城穣弁護士は会見で「海外勤務は環境や言語が国内とは異なり、より精神的な負担が大きくなる。グローバル化が進む中で、企業は社員への細心のフォローが必要だ」と述べた。母の直美さんは「今でも息子が帰ってくるのではと待っている自分がいる。会社には従業員一人ひとりに大切に思う家族がいることを考えてほしい」と訴えた。 日立造船は「故人に対し改めてご冥福をお祈り申し上げ、ご遺族の皆さまに謹んでお悔やみを申し上げます。二度と起こらないよう、再発防止に向けた取り組みを進めていく所存です」とのコメントを出した。(山本逸生) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鈴木宗男議員の再審請求、東京高裁も退ける 最高裁に抗告へ
北海道開発局の工事をめぐる汚職事件などで有罪が確定して受刑した鈴木宗男・参院議員(76)が裁判のやり直しを求めた再審請求で、東京高裁(三浦透裁判長)は25日、請求を認めない決定を出した。 鈴木氏は懲役2年、追徴金1100万円とした有罪判決が2010年に確定。12年に再審請求したが、19年に東京地裁が棄却し、高裁に即時抗告していた。 再審請求で弁護側は、証人尋問を控えた贈賄業者に検察が渡した想定問答集を新証拠として提出し、「虚偽の証言をさせた」と主張した。だが高裁は「尋問シナリオをもとに虚偽証言をさせたとはいえない」とした地裁決定に不合理な点はないと結論づけた。検察が想定問答集を渡した行為の妥当性には触れなかった。 鈴木氏は同日会見し、「憤りの気持ちでいっぱいだ」と述べ、最高裁に特別抗告する考えを示した。(田中恭太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
交通安全願い黄色ワッペン104万枚を小1に みずほなどが60年目
子どもの交通安全を願って、みずほフィナンシャルグループ(FG)など4社は25日、全国の新小学1年生約104万人に交通事故傷害保険がついた「黄色いワッペン」を贈った。 この日、東京都千代田区で贈呈式があり、新1年生15人が参加。ワッペンを受け取った田崎大雅さん(6)=東京都墨田区=は「学校に行く時は必ず黄色いワッペンを着けて交通ルールを守ります。大人も車や自転車の運転には気をつけてください」と話した。みずほFGの木原正裕社長は「交通ルールを守って元気に、はつらつと小学校に通って」とあいさつした。 事業は1965年に始まり、68年から交通事故傷害保険がついた。ワッペンの交付を受けた新小学1年生が登下校の際、交通事故に遭い、死亡または後遺障害が残った場合、保険金が支払われる。今年は60年目を迎え、記念としてワッペンにピカチュウのイラストがデザインされている。(三井新) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府、3400万円過払い 物価高騰対策の支援金
大阪府は25日、医療機関などを対象とした物価高騰対策の支援金で、2事業者に計約3400万円を過払いしていたと発表した。担当職員の確認不足が原因で、事業者はそれぞれ返金に応じる意向を示している。 府によると、過払いがあったのは、エネルギー価格高騰の影響を受けている医療機関などが対象の支援金と、食材価格高騰の影響を受けている医療機関が対象の支援金。2事業者から1月に申請を受け付け、3月に計3409万4800円を支給。さらに4日後、再度同額を支給した。1度目の支払い後、担当職員が未払いだと勘違いして2度目の支給手続きを進めてしまったという。(吉川喬) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「こんなはずじゃなかった」結婚、でも 結婚相談所代表の円満のコツ
2009年に結婚相談所を立ち上げた植草美幸さんは、これまで2万件超の恋愛・婚活相談にのってきました。結婚は、ゴールじゃない。その先をどう過ごすかが大切。そう説き続ける植草さんが考える「ふたりのかたち」を聞きました。 ――恋愛・婚活相談を多くされています。皆さん、結婚にどんなイメージを持っていますか。 結婚はドリーム。プランではなくて、夢ですね。みなさん、具体的になっていないんです。 多くの人は、結婚したら、突然幸せが訪れると思っています。 結婚式の1日、ウェディングドレスやタキシードを着た日を結婚と捉えている人もいます。そうじゃなくて、結婚というのは、50年、60年と続く生活のことなんです。 結婚後のズレを減らすために ――結婚生活を思い描かずに結婚している人が多いということですか。 多いですね。だから、私は最初のカウンセリングで、「どんな結婚生活を送りたいですか」というのを必ず聞きます。 あなたは、月曜日は何時に家… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
生活保護巡る不適切対応、安城市が再発防止策 市長は減給1割1カ月
愛知県安城市に生活保護の利用を申請した日系ブラジル人女性が、担当職員から不適切な対応を受けた問題で、市は25日、再発防止策を発表した。職員研修の充実や通訳の配置のほか、弁護士を任期付き職員として雇用するといった市役所全体に関わる「改革プラン」を作るという。 市によると、市職員らでプロジェクトチームを作り、来月中にもプランを策定。窓口の相談を録音するためのルールを作ったり、そのプランの実現度合いを検証して公表したりもする。三星元人市長は記者会見で「多文化共生のまちづくりにむけ、職員と一丸となって信頼回復に取り組む」と訴えた。 三星市長はまた、「職員個人の責任ではなく市全体の責任だ」とも強調した。「トップとして責任を取る」として、市長給与(月額104万4千円)を1カ月10%減額する条例改正案を来月にも市議会に提出するという。 一方で、問題の対応をした職員やその上司は懲戒処分にしないという。三星市長は「別の職員が対応しても同じ過ちをおかす可能性があった。組織として職員のバックアップ態勢に問題があった」と説明している。 市が設置した第三者委員会によると、2022年11月、生活保護の申請に来た女性に対し、社会福祉課の職員ら2人が「ホームレスは生活保護で助けられない」などと発言。第三者委は不適切な発言を認定し、再発防止策を求めていた。(前川浩之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「総括」リンチのきっかけになった金の指輪 半世紀ぶりに姉の元へ
その形見の「金の指輪」を初めて見せてもらったのは、2023年夏だった。 革命を夢見た若者たちが引き起こした1972年の連合赤軍事件で、犠牲になった遠山美枝子(当時25)が亡くなる直前までしていたものだ。 この指輪がきっかけで彼女は仲間に「総括」と称した集団リンチを受け、亡くなった。遺体は雪深い榛名山(群馬県)のふもとに埋められた。 「これは美枝子なんです。やっと帰ってきてくれた……」 美枝子の双子の姉(77)はこう言いながら、白いレースのハンカチでくるんであった指輪をバッグから取り出し、テーブルの上に置いた。 撮影のために手に取り、自分の右薬指にはめようとしたが、入らなかった。指のサイズは7号前後か。内側に18金の刻印があるその指輪は傷一つなく、光を放っていた。 遺体になかった指輪の行方は? 働きながら大学へ通った真面目な女性がなぜ、仲間に殺されたのか?遺族の証言、加害者との間で取り交わされた膨大な手紙から紐解きます。 指輪は、母が横浜市内の板金… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル