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DV被害者の住所を漏洩、加害者が転居先訪れる 目黒区

 東京都目黒区がDV(ドメスティックバイオレンス)被害者の女性と子どもの現住所を加害者に漏洩(ろうえい)させていたことが8日、分かった。女性は加害者に転居先を知られないようにする「DV等支援措置」を転居先の自治体から受けていた。加害者はその後、女性宅を訪れたという。  区議会本会議の白川愛区議(無会派)の一般質問で明らかになった。区税務課によると、確定申告の書類で被扶養者情報に不備があるとして昨年9月26日、加害者に文書で問い合わせをする際、女性と子どもの名前や現住所を添えて送った。ほかの自治体で支援措置を受けていることを把握できなかったという。  女性の住む自治体から4日後、区に問い合わせがあり発覚した。区は翌日、女性に謝罪し、一時避難や転居費用などを公費で負担した。その他の賠償も女性と協議中という。  白川区議は発覚後1年近く公表しなかった区の対応を問題視した。青木英二区長は「被害者の人身保護を第一に考え、被害者と解決に至るまでは慎重に対応すると判断した」と答えた。(国米あなんだ) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

熱中症救急搬送者、3週連続で減少 – 総務省消防庁が8月31日-9月6日の速報値公表(医療介護CBニュース)

 総務省消防庁は8日、熱中症の1週間の救急搬送状況(8月31日-9月6日)の速報値を公表した。救急搬送者数は前週比3418人減の4331人で、3週連続で減少した。初診時の傷病程度別では、死者が5人、重症が78人いた。【新井哉】  都道府県別の搬送者数は、東京が399人で最も多く、以下は大阪(360人)、埼玉(253人)、兵庫(235人)、愛知(226人)、千葉(222人)、神奈川(200人)、福岡(163人)、新潟(149人)、広島(133人)、岡山(128人)などの順だった。  年齢別では、65歳以上の高齢者(2419人)が全体の55.9%を占めた。熱中症の発生場所に関しては、住居(1871人)が最も多かった。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

交付税の減額訴訟、国側争う 泉佐野市ふるさと納税巡り(共同通信)

 ふるさと納税で多額の寄付を得て財政に余裕があることを理由に国が特別交付税の減額を決めたのは違法として、大阪府泉佐野市が決定取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が8日、大阪地裁(山地修裁判長)で開かれ、国側は訴えを退けるよう求めた。  訴状などによると、総務省は市への2019年度12月分の特別交付税を710万円とし、前年度同期の4億3502万円から大幅に減額。ふるさと納税でインターネット通販大手アマゾンのギフト券などを贈って多額の寄付を集め、財政に余裕があるとされた。市は不服審査を申し立てたが、総務省が今年1月に却下したなどとしている。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

総裁選演説に自民党員は? 2位争いでは駆け引きも(テレビ朝日系(ANN))

All Nippon NewsNetwork(ANN) ポスト安倍を決める自民党総裁選。8日午後、立候補した3人がそろって記者会見を行いました。8日に行われた演説と会見、自民党の議員はどう受け止めたのでしょうか。国会記者会館から報告です。  (政治部・山本志門記者報告)  ベテラン議員からは三者三様で良かった。菅官房長官は「実直」、石破元幹事長は「雄弁」、岸田政調会長は「その中間だ」と言っていました。本命の菅官房長官は安倍政権での実績を強調し、国民が求めるている「安定」をうまく打ち出せたとして周辺は評価しています。一方で、記者会見のようだったとの指摘もありました。また岸田政調会長に対しては、仲間から「はっきりものを言うようになってきた」と評価する声がある一方で、まるで官僚の作成文書のように「まわりくどい物言いだった」と苦言も出ています。そして、石破元幹事長に対しては「安倍政権との路線の違いを示し、情熱を感じた」と評価する一方で、「何か上から目線だった」との指摘もありました。  (Q.最新の情勢は今、どうなっている?)各派閥から広く支持を集めている菅官房長官が圧倒的に有利な構図は変わっていません。菅陣営幹部によりますと、菅官房長官は国会議員票の約7割を固めたほか、地方票の少なくとも6割を獲得する見通しで、まさに独走状態です。今後は誰が2位を取るのかに注目が集まっています。菅陣営には、石破元幹事長が2位であれば「安倍政権への不満票を集めた」とみられ、“路線を継承”する菅政権の運営に影響を与えかねない」と警戒感もあります。このため、ある菅陣営の幹部は「岸田政調会長に票を分けることも考えている」と明かしています。党内では早くも菅政権誕生をにらみ「人事」に関心が集まっていて、駆け引きが活発化しているのが現状です。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

神戸の中学生4人が搬送 体育祭リハ中に熱中症か(産経新聞)

 8日午後0時20分ごろ、神戸市垂水区の市立垂水東中学校で、複数の生徒が体調不良を訴えていると119番があった。市消防局などによると、体調不良を訴えた男女十数人の生徒のうち、少なくとも4人が熱中症の疑いで市内の病院に搬送された。搬送された1人は重症とみられるが、いずれも命に別条はないという。  同校によると、全学年の約410人の生徒が午前9時からグラウンドで、11日の体育祭に向けた徒競走やリレーなどのリハーサルを行っていた。正午頃に教室に戻った際、複数人の生徒が体調不良を訴えた。  リハーサルでは30分に1回、水分補給や休憩の時間を設け、ほとんどの生徒が帽子などを着用していたという。  神戸地方気象台によると、この日神戸市では午前11時に29・9度を観測した。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

目黒虐待死の母親、上告しない方針「思い残すことはない」と弁護人に伝えていた(ハフポスト日本版)

東京都目黒区で2018年3月、5歳だった船戸結愛さんが虐待を受けて亡くなった事件。保護責任者遺棄致死罪で起訴された母親の優里被告の控訴審判決が9月8日、東京高等裁判所(若園敦雄裁判長)で行われ、懲役8年とした一審の東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。 優里被告は出頭しなかった。弁護人は裁判後取材に応じ、上告しない方針を明らかにした。弁護側の主張「心神耗弱だった可能性」「極めて従属的」弁護側は控訴審で、優里被告は結愛さんが元夫の雄大受刑者(保護責任者遺棄致死などで懲役13年の判決が確定・事件後に離婚)によって浴槽に閉じ込められていたのを目撃し、急性ストレスによる解離性健忘(記憶喪失)状態に陥っていたと初めて主張。「心神耗弱だった可能性がある。記憶喪失に至るほどの状態だった」とし、そうした精神状態を考慮した上で量刑を判断すべきだと訴えていた。 また、優里被告も雄大受刑者から長時間の説教を受け、結愛さんへのしつけに関しても一方的な意見を押し付けられ、母子らしい触れ合いや手助けも許されないなど、心理的DVの被害を受けていたと主張。精神的に支配されており、「(優里被告は雄大受刑者に対して)極めて従属的だった」などとし、減刑を求めていた。解離性健忘状態だったとしても判決の評価は左右しない判決によると、優里被告は雄大受刑者が見ていないところで結愛さんに食べ物を与えたり、3月に入り結愛さんが衰弱してきた際に雄大受刑者に外に出るよう求めていたりしたことから、結愛ちゃんを助けるための行動を選択することは「十分に可能であった」と認定。心理的DVの影響は認めたものの、行動を支配するような「強固なものではなかった」とし、一審判決を支持した。 また、急性ストレスによる解離性健忘(記憶喪失)状態についても、一審判決の評価は左右しないとしている。 優里被告は、浴槽への閉じ込めを目撃した後の時期に、結愛さんを病院に連れて行きたいと雄大受刑者に伝え、3月1日ごろに嘔吐した結愛さんの体を浴槽で洗う際には背中に傷があり、痩せ細っていることなどを見ていると指摘。「(結愛さんの)重篤な状態を認識していたことが明らか」なため、解離性健忘状態によって一審が前提としていた心理状態より悪化していたとしても、判決への影響はないとした。 一審判決では、優里被告は、雄大受刑者と結愛さんの弟とともに暮らしていた2018年1月ごろから、雄大受刑者とともに、結愛さんに対し必要な食事を与えず、雄大受刑者による虐待を結果的に容認。衰弱後も医師にみせず、3月2日に敗血症で死なせたとしている。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

総裁選所見発表詳報(4)石破氏「成し遂げたいのはグレートリセット」(産経新聞)

■石破茂  地方創生大臣を2年務めました。食料を作り、エネルギーを作り、出生率の高い地方が滅んで、政治であり、金融であり、経済であり、文化であり、メディアであり、その中心の東京ではありますが、食料を作らず、エネルギーを作らず、出生率は全国最低。そこにヒトが集まる、モノが集まる、カネが集まる。そういう日本国は持続可能なものなのですか。  私は地方に雇用と所得、そのことは絶対に必要だと思います。おかしくないですか。鉄道が発達し、道路が発達し、航空路が発達し、情報網が発達すればするほど、東京一極集中はなぜ進むのですか。国がそういう仕組みになっているからです。  明治維新後わずか50年。日本は世界の強国になった。敗戦後わずか20年で、GNP(国民総生産)は世界第2位になった。そのために東京一極集中は人為的に行われたものであります。ふるさとは志を果たして帰るものではない。志を果たしに故郷に帰る。  東京の負荷を減らしていかねばなりません。東京の集中の利益を、限界を超えたとするならば、首都直下型地震、少子高齢化、東京の持っている負担をいかにして減らすか。地方にいかにして雇用と所得をもたらすか。地方創生に、私はもう一度全身全霊で取り組み、新しい日本をつくってまいります。  憲法について申し上げます。どうか、平成24年、党議決定をした自民党憲法改正草案、もう一度みんなで読もうではありませんか。起草員の1人として携わりました。なんで政党の役割が憲法に記されていないのですか。わが自由民主党は、日本国の中心として日々努力をしてきた。政党は権力による弾圧があってはならない。最大限自由が保障されねばならない。  しかし、国民から政党助成金をいただいている。そうであるなら、党のカネをどのように使ったのか。政党の意思はいかに決せられるべきか。そのようなことを国民にきちんと示す。権利だけ享受する主体というのはありえません。政党法の制定が必要であります。  合区の解消。参院選は間違いなく再来年にはやってくる。鳥取、島根、高知、徳島。合区の厳しさ、苦しさ。これを解消するために憲法改正が必要である。そうしなければ地方はどうなるんですか。地方に厚く、そういうことを申し上げているのではない。合区の解消、そのためにこの時限性のある課題には取り組むべきだ。  最高裁判所裁判官、総選挙の際に誰がその名前を知っている。この仕組みで本当に三権分離は成り立つのか。その仕組みは法律で定めていかねばなりません。  自衛隊は国の独立を守るためのものです。そしてその行動は全て国際法にのっとってやるべきものです。相手は外国の国家主権ですから、国際法にのっとって行動するのは当然だ。その国において最強の組織であればこそ、司法・立法・行政による厳格な統制は必要である。当たり前のことであります。憲法改正は国民が決めるものである以上、わが党は先頭に立って議論を深め、一刻も早く憲法改正に取り組むべきものであります。  私はこの34年間、ひたすら愚直に生きてきました。もっとお利口さんに立ち回ることもできたのかもしれません。ひたすら愚直に生きてまいりました。今回「納得と共感」を掲げました。「そうだね」と国民が言ってくださる、一緒にやろうと言ってくださる、それが「納得と共感」であります。  今こそ「納得と共感」の政治をやりたい。そして成し遂げたいのはグレートリセット。もう一度この国の設計図を書き換えていくことであります。そうしなければこの国は次の時代に生き残ることができない。やらねばならないのはグレートリセットである。国のあり方をもう一度皆さんとともに考え直し作り直していきたい。  国民は政治を信じていないかもしれない。しかし、われわれは国民を信じているのだ。「これを言っても分からない」「これを言えば票が減る」。そう言って真実を語らない政治家は国民を信じていないのではないですか。国民を信じない政治家は国民から信用されるはずはない。わが自由民主党は国民政党として、日本国のために、次の時代のために、全身全霊で臨んでまいりたいと決意を申し述べて、所信の一端といたします。ありがとうございました。Source : 国内…

15色の折り鶴で「種をまく人」 7350羽に願い込め

 明日のために種をまこう――。山梨県立美術館が所蔵するミレーの絵画「種をまく人」が、7350羽の折り鶴アートとして、甲府市役所1階のガラスの壁を彩っている。  甲府青年会議所の企画。甲府、甲斐、中央3市と昭和町で7月中旬から8月下旬まで、15色の専用の紙で鶴を折ってもらうよう呼びかけた。  高さ3・7メートル、幅3メートル。鶴の羽には「コロナに負けない」「みんなで頑張ろう」など、鶴を折った人たちの「前向き」なメッセージが書かれている。来年3月まで展示する予定。(永沼仁) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

遠州織物をマスクの自販機でPR 家康くんもご満悦

 遠州織物で作ったマスクの自動販売機が7日、浜松市中区の「浜松魅力発信館 The GATE HAMAMATSU」前に設置された。遠州織物の知名度アップのほか、コロナ禍の中でも手軽に購入してもらおうとの狙いだ。  販売されるのは、浜松市を中心とした遠州の9事業者が製作した18品。涼しげな色や柄のほか、涼感や抗菌が特徴の素材を使っているものも多い。  値段は600~1千円。来年3月末までの販売予定で、寒い季節には温かさを意識したマスクに切り替えるという。  市の担当者は「コロナ禍の中、対面せずに購入できるのが利点。観光客にもお土産として買ってもらえたら」。2種類のマスクを納めた竹杉商事の杉田雅紀社長は「地元でも遠州織物を知らない人も多い。知ってもらうきっかけになればうれしい」と話した。(須田世紀) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

森見登美彦さん×上田誠さん まさかのさわやか路線へ

 過剰な自意識をこじらせ、腐らせ、仲間とつるんで青春を浪費する大学生を描いた人気作『四畳半神話大系』から16年――。奈良在住の作家・森見登美彦さんが新作『四畳半タイムマシンブルース』(KADOKAWA)を出した。京都に拠点を置く劇団「ヨーロッパ企画」代表の上田誠さんの戯曲が原案。関西を拠点にエンターテインメントの先端を切り開き、小説と演劇の境界で出会った二人。互いの創作作法について、リモート対談で語り合った。  ――上田さんの戯曲「サマータイムマシン・ブルース」(以下、原案)は、さえない大学生たちが突然現れたタイムマシンに翻弄(ほんろう)される喜劇です。森見さんがそれを『四畳半神話大系』(以下、『四畳半』)と合体させる形で、小説にしようと思ったきっかけは?  森見登美彦 2010年にアニメ化された『四畳半』をはじめ、いつも上田さんに、僕の小説をアニメの脚本にしてもらっていました。なので、たまには逆のパターンをやってみたいと。ただ全く自信がなかったので、本当はこっそりやるつもりでした。それが、つい編集者にぽろっと言ってしまい、「早く話を通さないと」となって。 拡大する森見登美彦さん(C)迫田真実/KADOKAWA  1979年、奈良県生まれ。京大院在学中の2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞。著書に『有頂天家族』など。  上田誠 森見さんは最初、「できたらいいんですけどね」ぐらいの感じで、すごく退路を残しているなぁと。  森見 失敗したら、いろいろ気まずくなるじゃないですか……。上田さんの戯曲の中では、原案は比較的手掛かりがあったというか。(『四畳半』と同じ)大学生が主人公だったり、主人公と女の子のロマンスがやんわりあったり。ちょこちょこっと、僕の付け入る隙があったので。  上田 小説の切り口が見えた?  森見 そうですね。原案をその… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル