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大雨で倒れた樹齢1300年の大杉、保存に向け根を洗浄

 岐阜県瑞浪市大湫町で5日、7月11日の大雨で倒れた樹齢約1300年の大杉を洗浄する作業があった。地域住民らでつくる「神明大杉再生検討会議」が、根元から数メートルを一部保存すると決めたことを受けて、地元の男性有志が作業に参加。大杉の根元周辺についた泥を水で洗い流した。  同会議によると、大杉の根の一部はまだ地中にあり、水を吸い続けている。腐食を防ぎ、質のいい状態で保存するためには、今後、根を切る必要がある。地元でできる作業として、根の周りの泥をまず除去することにしたという。  足立亘・大湫町区長会長(68)は「作業をすることで前に前進していく。天候に恵まれ、晴天の下で作業ができて、ちょっとほっとしました」と述べた。(戸村登) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

冠水道路は「水深が車の床面を超えたらもう危険!」台風時にドライバーが押さえておきたい留意点(FNNプライムオンライン)

水深が床面を超えたら、もう危険!大型で非常に強い台風10号は、6日から7日にかけて九州に接近・上陸する恐れとなっている。気象庁によると、記録的な大雨・暴風・高波・高潮となるおそれがあるため、最大級の警戒が必要だという。 【画像】このラインを超えるとドアが開かない可能性も 大雨などになってから避難することもあるかと思うが、ここでドライバーに気をつけてほしいのが、“冠水する道路の走行”についてだ。 近年、急激な水位の上昇で冠水する道路から避難する車や車内に取り残されたドライバーが救出される様子を報道などで見た人も多いと思う。 台風シーズンの今、2019年12月に国交省の呼びかけを紹介した記事を再構成し、改めて対処法とともに注意喚起をしたい。国内乗用車メーカー8社に調査し公表国土交通省は2019年11月27日、「水深が床面を超えたら、もう危険!」として、自動車で冠水した道路を走る際の危険性を呼び掛けた。 国内乗用車メーカー8社に、自動車が冠水した道路を走行した場合に生じ得る不具合などについて調査を行いまとめたもので、それによると、車で床面より高い水位になった道路を走ると、次のような不具合が発生するおそれがあるというのだ。 ・車内に浸水すると電気装置が故障して、自動スライドドアやパワーウインドウが動作しなくなるおそれがある ・マフラーから浸水するとエンジンルームが損傷するおそれがある ・タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて走行困難になるおそれがある ・水の深さがドアの下端より高くなると内側から開けることが難しくなる (※浸水による車両への影響は車両形状や設計により異なる) ただし水位が車の床面以下であっても油断は禁物だ。 スピードを出すと、巻き上げた水や波がエンジンやバッテリーに入り、車が動かなくなる可能性があるとしている。 国交省はその他にも、冠水に関連する注意を呼びかけている。 ・アンダーパスなど、水深や道路の端が分からない場所は侵入しない…

台風10号が瞬間風速60m/s以上で接近 九州は明日7日(月)にかけ厳戒態勢(ウェザーニュース)

6日(日)10時の推定位置で、大型で非常に強い台風10号(ハイシェン)は鹿児島県の奄美大島の南東を北上していると見られます。 奄美大島などが暴風域に入り、喜界島では9時33分に最大瞬間風速38.6m/sを観測。台風の外側の「アウターバンド」と呼ばれる非常に活発な雨雲の帯が通過している宮崎市では9時30分までの1時間に51.5mmの非常に激しい雨が降りました。 台風の接近に伴い、明日7日(月)にかけて近年にない大規模な災害が発生しうる状況です。暴風が吹き始めてからでは避難ができませんので、接近前に躊躇せず避難するようにしてください。 ▼台風10号 9月6日(日)10時推定  存在地域   奄美大島の南東約110km  大きさ階級  大型  強さ階級   非常に強い  移動     北 20 km/h  中心気圧   925 hPa  最大風速   50 m/s (中心付近)  最大瞬間風速 70…

台風10号“非常に強い”勢力で北上 最大級の警戒を(テレビ朝日系(ANN))

All Nippon NewsNetwork(ANN) 台風10号は鹿児島県奄美大島の南の海上を北上しています。  非常に強い勢力の台風10号は、鹿児島県奄美大島の南の海上を北寄りに進んでいます。中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートルです。台風はこの後も非常に強い勢力を保ったまま奄美近海を北寄りに進むでしょう。6日夜には九州地方にかなり近付く見込みで、そのまま九州の西の海上を勢力をほぼ維持しながら7日朝にかけて北上を続けるでしょう。その後、7日の日中には朝鮮半島に接近・上陸して日本海を通過した後、8日には中国の東北区に達する見込みです。鹿児島県奄美地方では6日夜遅くにかけて、九州南部では6日昼すぎから7日明け方にかけて、九州北部地方では6日夜遅くから7日昼前にかけて、猛烈な風の吹く所がありそうです。風が強まる前に頑丈な建物に移動しましょう。屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒して下さい。また、7日朝までの24時間に予想される雨量は多い所で九州南部は600ミリ、奄美地方、九州北部地方、東海地方で400ミリなどと大雨が予想されます。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をして下さい。海上も沖縄から九州地方、四国地方でうねりを伴った猛烈なしけとなりそうです。高潮が発生して海岸や河口付近では浸水や冠水の恐れがあります。最新の台風情報をこまめに確認し、特に九州地方では命を守る対策と行動をお願いします。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「またか」疲れ色濃く…台風9号で被害の長崎県五島市(西日本新聞)

 気象庁が最大級の警戒を呼び掛ける台風10号が迫り来る中、九州各地では厳戒態勢が広がった。7月豪雨の被災地や、台風9号で被害に遭ったばかりの長崎県五島市の住民たちは復旧もままならない状況で「またか」と疲れを色濃くする。21年前、台風による高潮で多くの犠牲者が出た熊本県の八代海沿岸の住民たちも、それ以上といわれる「特別警報級」の台風の接近に警戒を強めた。 【地図】台風10号の5日先予想進路  1999年の台風18号で高潮が発生し12人が犠牲となった同県宇城市不知火町松合地区。漁港には今年7月の記録的豪雨で八代海に流れ出した流木などが山積みになっている。松合漁協の江川賢一理事(73)は「漁の再開に向け、やっと海岸の漂着物を陸に引き揚げ終えたばかりなのに」とこぼした。流木の山には飛散防止の網が掛けられたが「暴風で吹き飛ばされないとは言えず、恐ろしい」。6日昼ごろには近くの避難所へ移動するという。 台風10号の接近は八代海の満潮時刻と重なり、住民は「また堤防を越す高潮が来てもおかしくない」と危機感を募らせる。高潮被害の犠牲者を悼む石碑が立つ公園で犬の散歩をしていた女性(83)は「あの時、気が付いたら自宅から出られなくなり、一時はもう駄目かと思った」と振り返り、「逃げ遅れた人が犠牲になった。早く逃げる。それしかない」と話した。 7月の豪雨による河川氾濫や大規模浸水で被害を受けた地域でも、対策が進んだ。大分県日田市天瀬町の天ケ瀬温泉街の住民たちは、ほとんどが台風に備えた作業を終えていた。  濁流に流された事務所のガラス部分に雨戸を固定していた自営業安達豊さん(67)は「大雨の次は巨大台風。水害にぴりぴりしている」と疲れた様子。美容室が被災し、仮店舗で営業を始めたばかりの中野須磨子さん(73)は「店の入り口はベニヤ板でできており、倒れてきたらどうしよう」と不安を口にした。 一帯が浸水した福岡県久留米市城島町の溝田善雄さん(79)は「また自宅が浸水したら気がめいる」。園芸用の土が入ったビニール袋を土のうの代わりに玄関前に置くという。「進路が少しでもそれてくれるといいが…」と祈った。  2日に台風9号の暴風域に入り、家屋倒壊などの被害が出たばかりの長崎県五島市。5日には台風10号に備えた避難所が42カ所開設され、朝から多くの住民が訪れた。  市民体育館に避難した八尾富子さん(78)は台風9号の際、近所から壁の一部が飛んできて屋根の上を転がる音を聞き「生きた心地がしなかった」という。自身が栽培しているキャベツ畑に防風ネットをかぶせてきたが「飛ばされて、売れなくなるのでは」と心配そうに話した。 (綾部庸介、鬼塚淳乃介、野村大輔、野田範子)Source : 国内 - Yahoo!ニュース

元交際相手を連れ去り→乗用車に衝突か 男が逃走(テレビ朝日系(ANN))

All Nippon NewsNetwork(ANN) 群馬県で乗用車に衝突した車を運転していた男が車を乗り捨てて逃げました。車に乗っていた女性(40)は男に連れ去られていたとみられ、警察が捜査しています。  5日午前8時すぎ、群馬県みどり市で乗用車と車が衝突しました。この事故で、乗用車の男性と車に乗っていた女性がけがをしました。車を運転していた男はその場から徒歩で逃げました。警察は、男が元交際相手とみられるこの女性を栃木県から連れ去った疑いがあるとして行方を追っていたということで、新たにひき逃げの疑いでも捜査しています。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

人違いで襲われたか…病院に男性の遺体置き去り(テレビ朝日系(ANN))

All Nippon NewsNetwork(ANN) 千葉市の病院で2人組の男が32歳の男性の遺体を放置して立ち去った事件で、逮捕された男が「人違いで島村さんを暴行した」と話していることが分かりました。  自称・建設業の田中大樹容疑者(36)は3日未明、別の男と共謀し、千葉市若葉区の病院に島村智広さんの遺体を遺棄した疑いが持たれています。その後の捜査関係者への取材で田中容疑者は容疑を認め、島村さんを「別の人物と間違えて暴行した」と話していることが分かりました。田中容疑者らが埼玉県八潮市の駐車場で島村さんを襲って名前を聞いた際、本名を名乗られたのに信じられずに拉致して暴行したと話しているということです。警察は田中容疑者の話の裏付けを進めるとともに、もう1人の男の行方を追っています。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

アイヌのサケ迎える伝統儀式 「先住権求めていく」

 北海道紋別市の藻鼈(もべつ)川河口で5日、サケを迎えるアイヌ民族の伝統儀式「カムイチェプノミ」があった。紋別市や浦幌町のアイヌの人たちの中には「サケを捕るのは先住民族の権利」と強く訴えてきた人たちがいる。この日集まった道内外のアイヌの人たちは、「先住権」を求める意見書と署名を今年度中に国と道に提出することを確認した。  儀式は紋別アイヌ協会が執り行った。祭壇には、北海道浦幌町のアイヌの子孫でつくる「ラポロアイヌネイション」から提供された雄と雌のサケを供え、カムイチェプ(神の魚)を与えてくれた神々に祈った。  昨年の儀式では、紋別アイヌ協会の畠山敏会長(78)が当日早朝に藻鼈川で捕ったサケが神に捧げられた。畠山さんは道の許可を得ずにサケを捕ったとして、道内水面漁業調整規則違反などの疑いで道警から書類送検されたが、不起訴処分となった。今年は畠山さんの体調不良から捕獲を見送った。  儀式後の集会では入院中の畠山… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「シュン」の日記主、NHKに不信感 認識に食い違い

 もしも75年前にSNSがあったら――。実在の人物の日記をもとに、広島への原爆投下を挟んだ日々の出来事や思いを、ツイッターに連日投稿するNHK広島放送局の企画「1945ひろしまタイムライン」がこの夏、批判を浴びた。「朝鮮人の奴(やつ)ら」などの記述が「差別を助長する」という指摘だ。日記を提供した被爆者が取材に応じ、NHKとの間で企画内容についての認識に食い違いがあったことがわかった。若い世代に戦争体験を届けようという試みだが、難しさも浮き彫りになった。(宮崎園子) 1945ひろしまタイムラインNHK広島放送局の戦後75年企画。75年前の経験について、新聞記者の大佐古一郎さん(故人)▽主婦の今井泰子さん(同)▽当時中学1年生の新井俊一郎さんという3人の実在の人物の日記や手記などをもとに、「一郎」「やすこ」「シュン」の名前でツイッターに投稿。高校生や公務員、元民放アナウンサーら計11人が投稿を担当している。フォロワー数は計39万超。一郎とシュンの投稿は今年末まで、やすこは9月中旬までの予定。  投稿のもととなる日記の主は、広島で被爆した3人の市民。その中で唯一健在なのが広島市南区の新井俊一郎さん(88)だ。  新井さんをモデルにした「シュン」が8月20日、こんな投稿をした。  《朝鮮人だ!! 大阪駅で戦勝国となった朝鮮人の群衆が、列車に乗り込んでくる!》《怒鳴りながら超満員の列車の窓という窓を叩(たた)き割っていく》  ネット上では「『朝鮮人』への敵意を煽(あお)っている」「ヘイトツイートだ」などと批判され、NHKがホームページで公開している新井さんの日記原文に同様の記述がないことから「このような創作は許せない」という指摘もあり、投稿は中断された。 NHKと新井さんのやり取り  75年前の実際の日記は、8月17~27日が空白になっている。ただ、新井さんが2009年に出版した手記には、8月18~21日に家族で広島から両親の故郷・秩父(埼玉県)へ移動する途中に大阪の駅で見た光景として、似た記述がある。  NHKによると、投稿は日記だけでなく、手記や本人への取材なども参考にしたという。だが、企画についての新井さんの当初の認識は違うものだった。  「シュン」の投稿が始まったの… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

死んだのは数ではなく、体温ある個人 戦線に異状あり

日曜に想う  ポーランドのノーベル賞詩人シンボルスカに「大きな数」という詩集(1976年刊)があって、同じ題名の詩は次のように書き出される。   この地上には四〇億の人々/でもわたしの想像力はいままでと同じ/大きな数がうまく扱えない/あいかわらず個々のものに感激する  詩句はスラブ文学者沼野充義さんの訳による。「大きな数」に塗り込まれることで個々の人間は顔を奪われ、抽象概念に変えられてしまう。いわば統計。この詩は、そうした全体性にあらがい、個別の存在と価値を守ろうとする詩人の意思の表出であろうと、沼野さんはいう。  戦後75年の夏。  8月23日夜から25日の夜にかけて、地味ながら意義深い追悼のイベントがあった。敗戦後のシベリア抑留の犠牲者のうち、判明している4万6300人の名前を遺族や市民が交代で47時間かけて読み上げていった。シベリア抑留者支援・記録センター(東京)が初めて企画し、動画サイトなどで同時配信された。  シベリア抑留は忘れてはならない昭和の歴史だ。約60万人の日本兵や軍属、民間人が強制労働のためにソ連に捕らわれた。酷寒の異土に果てた人は約6万という。名前の読み上げは、「大きな数」として語られがちな死者を、抽象の海から呼び戻すように丸2日間続けられた。  名前を読むという追悼に、詩人… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル