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静岡で1時間40ミリ超の強い雨 関東各地で停電発生

 気象庁によると、寒冷前線などの影響で21日、西日本から東日本の太平洋側で強い雨が降っている。  21日午前8時までの1時間の降水量は、静岡県富士宮市白糸で、5月の同地点としては観測史上最多となる42・5ミリ。静岡市葵区鍵穴で41・5ミリ、同県藤枝市高根山で39・5ミリ。静岡地方気象台は21日午前8時25分現在、静岡市南部、富士宮市、島田市などを土砂災害警戒対象地域とし、崖の近くなど土砂災害が起きやすい場所の住民に早めの避難を呼びかけている。  中日本高速道路によると午前11時半現在、新東名高速の浜松浜北インターチェンジ(IC)―新城IC間と、浜松いなさジャンクション(JCT)―三ケ日JCT間が通行止めになっている。  浜松市は21日午前6時45分、釣橋川が危険水位を超えたため、同市北区三ケ日地区の1019世帯2931人に避難勧告を出した。その後水位が下がったことから午前8時45分現在、避難した人はいない。午前10時半に勧告は解除された。  東京電力によると、21日午前11時15分現在、千葉県で富里市、香取市などの約1800戸が停電している。茨城県古河市、群馬県高崎市、静岡県清水町などでも一部で停電が起きている。同社が天候の影響を含めて原因を調べている。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

都心の浸水、リアルタイムで予測 早大・東大チーム開発

 ゲリラ豪雨などによる東京23区内の20分後までの浸水状況を予測し、即時にインターネットで提供するシステムを、早稲田大や東京大の研究チームが開発した。6月下旬ごろ試験運用を始める。住民の迅速な避難や、地下街などの管理者によるいち早い浸水・冠水対応につなげたいという。  20日の会見によると、雨水が流れる道路の幅や勾配、下水道管の大きさや延長の詳しいデータを東京都から提供してもらい、250メートル四方ごとの雨量を1分ごとに配信する国土交通省のレーダー観測網、降水量を30分後まで予測する気象庁の観測網のデータと組み合わせてコンピューターで解析。5分刻みに20分後までの浸水状況の予測を、文部科学省の関連サイトに表示する。浸水の深さも10センチは青、80センチ以上は赤、などと色分けされて表示される。  都市部では地中の下水管などを通って河川や調整池に雨水が流れる。しかし、台風やゲリラ豪雨で想定された処理量を超える雨が降ると、あふれた水が地下街や、線路などの下を通るくぼんだ道路などの「アンダーパス」に流れ込む危険性がある。自治体には、予測される浸水エリアを示した「ハザードマップ」の作成・配布が義務づけられているが、昨年の西日本豪雨では住民の理解が不足し、避難が遅れた要因の一つと指摘された。  開発に携わった早稲田大理工学… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

やっぱり快慶作の仏像の可能性 胎内に巻物も 愛知

 愛知県岡崎市の瀧山寺(たきさんじ)が所蔵する十一面観音菩薩(ぼさつ)立像の制作者が、鎌倉時代前期に活躍した仏師快慶か、快慶工房内の仏師である可能性が高いことがわかった。多摩美術大の青木淳教授(日本美術史)が20日発表した。X線調査などの結果、仏像の構造が快慶初期の作品に似ているという。  十一面観音菩薩立像は高さ約50センチ。愛知県史によると、ヒノキとみられる針葉樹を使い、鎌倉時代に造られたとされる。体の部分は金泥が塗られている。山田亮盛住職によると、作者は不明だった。  青木教授が約2年かけ、全国の快慶作とされる仏像や類似した約20体をX線調査。その過程で、文化財には指定されていない十一面観音菩薩立像を調べ、ほかの仏像と比較。胎内に納入品を入れるための後頭部の仕掛けが、快慶の技法に類似していたという。  さらに、X線画像には脚部胎内に長さ8センチほどの巻物のようなものが3本写っていた。胎内に納入品があることも快慶作品の特徴とされ、こうした共通点から快慶作品か快慶工房での作品と判断したという。青木教授は「タイムカプセルをのぞき見ることができたのは喜びだ。快慶周辺の足跡を考えるきっかけができた」と説明する。  奈良国立博物館の岩井共二研究員(仏教彫刻史)によると、関係者の間では快慶系統の作品という説が有力だった。岩井研究員は「歴史的な位置づけにおいて大きな意味があり、文化財としての価値が高まるのではないか。今後、快慶系仏師の研究を補強するだろう」と話す。  また、瀧山寺の三尊像の一つで、平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍した運慶と、その息子の合作といわれる「帝釈天(たいしゃくてん)立像」(国指定重要文化財)もX線調査したところ、胎内に箱のようなものが納められていることが判明したという。(小川崇) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

山形の遺体は居住の女性医師 頭部損傷、殺人容疑で捜査

 山形県東根市さくらんぼ駅前3丁目のマンションから19日午後5時50分ごろ、「女性が倒れている」と110番通報があった。2階の1室で50代ぐらいの女性が倒れており、その後に死亡が確認された。山形県警は20日夜、死亡したのはこの部屋に住む眼科医矢口智恵美さん(50)で、死因は頭部打撲による頭蓋(ずがい)内損傷と発表し、殺人容疑で捜査を始めた。  県警によると、矢口さんは一人暮らし。訪ねてきた40代の弟が遺体を見つけたという。  矢口さんは自宅から北に約5キロにある同県村山市内の眼科医院で院長を務めている。医院の職員によると、18日は日中の診療を終えた後、新しい職員の歓迎会があり、矢口さんも出席していたという。  現場マンション1階の店舗で働く50代の女性は、「穏やかで小柄な先生で、家族でよく診てもらっていた。人当たりもよく、トラブルに巻き込まれる印象もないのでびっくりしている」と語った。  現場は、山形新幹線の停車駅でもあるJR奥羽線さくらんぼ東根駅の東約300メートル。周囲にはホテルや商業施設などが立ち並ぶ。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東急池上線、五反田―雪が谷大塚間で一時運転見合わせ

 東急電鉄によると、東急池上線は20日午後7時48分ごろ、長原~洗足池駅間で起きた人身事故の影響で、五反田~雪が谷大塚駅で運転を見合わせていたが、同8時45分ごろ運転を再開した。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

水深1mプール飛び込み大事故に 「授業で禁止」がなぜ

【動画】中学校の水泳の授業で、プールに飛び込んで障害を負った新嵩晃崇さん。特別支援学校を経て、現在は大学で学んでいる  プールでの飛び込みは、小中学校の体育の授業で禁じられているが、重大な事故が後を絶たない。なぜ危険なのか。取材すると、学校のプールの構造的な背景も見えてきた。 島で生まれ育ち、泳ぎは得意だった  しゃがんだ形から水面へ。頭を打った感じはなかったが、体がしびれ、動かなくなった。新嵩晃崇(あらたけあきたか)さん(20)は、あの瞬間を覚えている。  日本最西端の与那国島。2013年7月、中学3年の11人で水泳の授業を受けていた。場所は沖縄県与那国町立プール。習うのはこの日が初めてだった。2回目の飛び込みで、プールの底に頭を打ち、頸椎(けいつい)を損傷して首から下が動かなくなった。  晃崇さんは、石垣島の病院で首を固定する手術を受けた。その後、寝たきりのベッドで、頭をわしづかみにされるような痛みに泣いて過ごした。「死んだ方がよかった」。家族には、そう言った。  ある日、好きなゲームをしている夢を見た。だが、目覚めた自分の体は動かない。現実に押しつぶされそうになった。  それでも、福岡の病院でリハビリに取り組んだ。1年後に退院。「もう一度ゲームをしたいという思いで、少しずつ動けた」と振り返る。  沖縄本島の特別支援学校を経て昨年、沖縄国際大に入学した。支援学校では、情報処理やWEBデザインなど四つの資格を取得した。今は、母あすかさん(47)の介助を受けながら車いすでの生活を続ける。  島で生まれ育ち、泳ぎは得意だった。海によく飛び込んでいた。それでも事故は起きた。小学生も使うプールの水深は、約1メートル。「浅すぎた」と晃崇さん。  あすかさんは「車いすの日々は一生続く。こんな事故が二度とないように、学校の先生は我が子と思って細心の注意を払ってほしい」と話す。  相次ぐ飛び込み事故を受け、国は学習指導要領を改訂。小学校は2011年度、中学校は12年度から授業での飛び込みを禁じていた。この学校の授業で、なぜ飛び込みは行われたのか。町教育委員会は取材に「記録がなく、詳しい経緯は分からない」と述べた。 ■部活動の事故、3年間で1… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source…

鉄製巨大ロボ、お台場に 輸入したのは愛知の中小企業

 巨大ロボットを使ったイベント開催を検討している三笠製作所(愛知県犬山市)などが、東京・お台場で高さ5・2メートル、重さ約6トンの鉄製ロボットを披露した。  米国から見本として輸入し、2人まで乗り込める。エンジンが駆動すると前に進んだり、後ろに下がったりできる。手も動かせる。遠隔でも動かせるため、三笠製作所はeスポーツでの活用を模索している。ロボットは1年かけて各地を訪れ、需要を探る。(竹山栄太郎) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

海女に泡盛、塩づくりも 「日本遺産」に16件認定

 文化庁は20日、文化や伝統を伝えるストーリー(物語)を認定する「日本遺産」に「『日本第一』の塩を産したまち 播州赤穂」など16件(21道府県の90市町)を認定し、発表した。市町村が歴史的経緯や地域の風土に根ざした伝承など文化財にまつわるものを生かし、地域活性化を目指す計画を申請する。今回は72件の申請があった。  認定されれば1件につき3年間で計約7千万円の補助金が出る。文化庁は東京五輪・パラリンピックのある20年度までに100件程度まで増やす方針で、認定数は計83件となった。  新たに認定されたのは以下の通り。  ・本邦国策を北海道に観(み)よ!~北の産業革命「炭鉄港」~(北海道)  ・みちのくGOLD浪漫(ろまん)―黄金の国ジパング、産金はじまりの地をたどる―(宮城、岩手)  ・里沼(SATO―NUMA)―「祈り」「実り」「守り」の沼が磨き上げた館林の沼辺文化―(群馬)  ・400年の歴史の扉を開ける旅~石から読み解く中世・近世のまちづくり 越前・福井~(福井)  ・江戸時代の情緒に触れる絞りの産地~藍染(あいぞめ)が風にゆれる町 有松~(愛知)  ・海女(Ama)に出逢(であ)えるまち 鳥羽・志摩~素潜り漁に生きる女性たち(三重)  ・1300年つづく日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~(滋賀、岐阜、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)  ・旅引付(たびひきつけ)と二枚の絵図が伝えるまち―中世日根荘(ひねのしょう)の風景―(大阪)  ・中世に出逢えるまち~千年にわたり護(まも)られてきた中世文化遺産の宝庫~(同)  ・「日本第一」の塩を産したまち 播州赤穂(兵庫)  ・日本海の風が生んだ絶景と秘境―幸せを呼ぶ霊獣・麒麟(きりん)が舞う大地「因幡・但馬」(鳥取、兵庫)  ・神々や鬼たちが躍動する神話の世界~石見地域で伝承される神楽~(島根)…

宮崎・串間で大雨 2437人に避難指示

 宮崎県串間市は20日午前4時43分、大雨で土砂災害や河川の氾濫の危険性が高まっているとして、市木地区と本城地区の1316世帯、2437人に避難指示を出した。県によると地元の中学校には38世帯38人が避難している。日南市では17日午前3時から20日午前7時までの雨量が421ミリに達した。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

春の褒章、石川さゆりさんら670人 ベテラン漫才師も

 学術や芸術、社会福祉など、様々な分野で功績のあった人をたたえる2019年春の褒章の受章者が決まった。政府が20日付で発表した。受章者は670人(うち女性195人)と19団体。21日に発令される。例年は4月29日に発令されるが、今回は新天皇即位後に延期していた。  学術研究や芸術、文化などへの功労者に贈られる紫綬褒章は21人(同2人)。漫才師のオール阪神さん(62)とオール巨人さん(67)のコンビのほか、歌手の石川さゆりさん(61)、建築家の隈研吾さん(64)らが受章する。  危険を顧みず人命救助にあたった人に贈られる紅綬褒章は1人。受章する奈良県安堵町の池田一光さん(67)は、昨年6月、同県斑鳩町の遮断機の下りた踏切内で転倒した高齢女性を救助した。  社会奉仕活動を対象にした緑綬褒章は13人(同10人)と19団体が受章。農業や商工業など、長年一つの仕事に打ち込んだ人への黄綬褒章は187人(同24人)、公共の利益に尽力した人への藍綬褒章は448人(同159人)に贈られる。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル